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Face to Face

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茨城県笠間市

笠間市に観光に訪れた外国人とお顔を拝見してお話をしてみました
笠間市に観光に訪れた外国人に登場してもらい、訪れたところ、笠間市の地域の人との交流、ランチやカフェで食べた笠間のおすすめ料理、お土産のこと、将来行ってみたい観光地などを語ってもらいます。

■笠間市へ観光に訪れた外国人
アブラハ セラマウィット フタハネゲストさん
出身地:エチオピア メケレ
現住所または宿泊地:つくば市
観光したところ:笠間稲荷神社流鏑馬(やぶさめ)門前通り

Iは国際交流協会の聞き手
Fは外国人の声です。
では、さっそく始めましょう。

I:ようこそいらっしゃいました。電車は混んでいましたか。
F:今日は文化の日で、笠間市の流鏑馬を見物する人でとても混雑すると聞いていたので、土浦駅まで車で来て、そこからは電車で来ました。
I:それは良かったです。流鏑馬は、午後の部については午後2時からセレモニーが始まり、神社から流鏑馬の会場までは馬に乗り、パレードして行きます。
F:馬に乗っている人たちは皆さん、美しいコスチュームを着ていますが、何と言うのですか。
I:直垂と書いて「ひたたれ」と呼びます。呼び方はいろいろありますが、流鏑馬では「ひたたれ」と言っています。
F:「ひたたれ」の意味はありますか。
I:英語で言うと、アンダーアーマーでしょうか。流鏑馬では脚の部分を保護するために「ひたたれ」の上を獣の毛皮で覆います。
F:プロテクターの役目をするのですね。鎧は着けないのですか。
I:戦では鎧を着けますが、流鏑馬は戦ではなく、的を射たときの当たり外れによって農作物が豊作か凶作かを占う神事ですので、鎧は着けません。
F:誰が占うのですか。
I:奉行が当たり外れの判定をします。割れた板を神社に奉納して、神のご神託を宮司(ぐうじ)が直会(なおらい)で皆さんに告げます。
F:神の声を聞くのですね。エチオピアにも似たようなものがあります。エチオピア正教会ではゲーズ語でお祈りをしますが、その言葉は古代から神様が話す言葉と言われています。
I:エチオピアの方は、今もその言葉を話すのですか。
F:国民の多くはアムハラ語を話します。次に多いのはティグライ語です。ティグライ語は古代語のゲーズ語が発祥です。
I:神様の言葉があるなんて興味深いですね。そして、今もその言葉が発生元の言葉を話す民族が暮らしているということですね。
F:ありがとうございます。この「笠間の菊まつり」も昔から続いているのですね。
I:今年で116回目です。
F:美しい花を咲かせて鑑賞して楽しむお祭りが続くことは、きっと人々の暮らしが平和でずっと続いてきた証拠なのですね。そんな笠間に来ることができて、今日はとても幸せな一日でした。ガイドしていただき、ありがとうございました。
I:どういたしまして。ぜひまた笠間に来てください。気をつけてお帰りください。

問合せ:一般社団法人笠間市国際交流協会 木村美枝子(きむらみえこ)
【電話】090-2761-8711

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