■行方市指定無形民俗文化財
麻生八坂神社麻生祇園(ぎおん)馬出し祭り~須佐之男命(すさのおのみこと)と八岐大蛇(やまたのおろち)~
所在地:行方市麻生420
麻生八坂神社は麻生藩新庄氏の総鎮守(そうちんじゅ)で、約400年の歴史があります。廃藩後は、古宿、新田の両地区が中心となって、「麻生祇園馬出し祭」が行われるようになりました。初日の宵(よい)祇園では、祭神の須佐之男命を奉じた神輿(みこし)を先頭に、稚児(ちご)や神職が行列をなして地区内を練り歩きます。また、霞ケ浦に神輿を担ぎ入れる「お浜降(はまお)り」も行われます。2日目の本祇園では、境内で喚声をあげて揉み合う神輿と八岐大蛇に見立てた五色の布で美しく飾られた馬が、寄っては追われる勇壮な戦いの模様が奉納されます。祭礼は、毎年旧暦の6月14、15日の両日に行われていましたが、近年は毎年7月の最終土曜日と日曜日に開催されています。八坂神社の案内板にあるQRコードから説明動画を視聴することができますので、ぜひご利用ください。
※麻生町史民俗編(2001麻生町史編さん委員会)、麻生町史史料編「麻生日記書抜1」(1999麻生町史編さん委員会)、麻生の文化3、9、47号(麻生町郷土文化研究会)、を参考にしています。
問合せ:生涯学習課文化・社会教育グループ
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