花粉症は、花粉で体内にできた物質(ヒスタミン)によって、神経や血管などが刺激されるアレルギー反応です。花粉症の起きる時季は、主に「春」と「秋」がピークです。スギをはじめ、ヒノキ・マツなどの「木の花粉」は1~6月に、カモガヤやブタクサなどの「草の花粉」は5~12月に飛散します。
数種類の薬のうち、基本は抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の飲み薬です。医師の指示通りに飲み続けることが重要で、花粉の飛散量が少なく、症状の軽い時でも自己判断で飲むのを止めないようにしてください。人によっては、副作用で眠気を感じる場合もありますので、車の運転などは控えた方がよいでしょう。飲み方や副作用で不安がある時は、遠慮なく薬剤師にお尋ねください。
県北医療センター高萩協同病院 薬剤副部長 大橋 利恵(おおはし りえ)
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