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自治体の皆さまへ

〔特集〕Challenge Shop ―わたしの”挑戦”がこのまちをつくる。(1)

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茨城県鹿嶋市

■オシャレを楽しむ人が集える場所にしたい。
▽鹿嶋に新たな賑わいを
鹿島神宮周辺を中心としたエリアに新たな賑わいを創出するために策定された鹿嶋市中心市街地活性化基本計画が、令和元年12月に内閣総理大臣の認定を受けました。「人が集う魅力的な商業エリアの再生」や「来街者が滞遊するまちづくり」を実現するべく、計画に位置付けた事業を推進しています。
市では、この計画の一環として、中心市街地活性化基本計画区域内において、地域に根ざし、新規に事業を開始、または拡大を図る個人や法人に対して、「チャレンジショップ支援事業補助金」を交付し、その起業家スピリットを応援しています。
今回の特集では、令和4年度に、この支援を受けて新しくオープンした店舗のうち2店舗をクローズアップします。1つは、個性豊かな古着屋「KPARK」と、もう1つは伝統と新しさを融合させた日本料理屋「鹿嶋わたなべ」です。
それぞれの店舗が持つ独自の魅力や商品を紹介するだけでなく、オーナーたちへのインタビューを通じて、その夢や情熱、地域との結びつきについてのストーリーをお伝えします。新しい挑戦が生み出す地域社会との新しいつながりや可能性にご期待ください。皆さんに新しい発見と、街への新しい愛着を感じてもらえることを願います。
令和4年7月にオープンしたチャレンジショップ制度を活用した、古着屋「KPARK」。若い方だけでなく、全世代の方々が訪れるヴィンテージショップ。鹿嶋だけでなく県外からもお客さんが訪れる人気のアパレル店では、古着の他に、アメリカから直接買い付けた日本未発売の新品商品も取り扱っています。

▽どんなお店?
都内にある古着屋を鹿嶋にもってきたような古着屋です。取り扱っている商品は90年代の古着をメインにしています。古着屋というとアメカジが定番だったんですが、今はストリート寄りの古着の人気があります。古着屋って店内が薄暗いイメージのところもあるんですが、鹿嶋でやるんだったらと思い、新品に近いモノトーンな雰囲気に仕上げています。

▽なぜ鹿嶋で古着屋を始めた?
元々実家が服屋だったので、昔から服には興味があって、大学に入ってからも服屋巡りばかりしていました。いつになるかわからないけど、いずれは鹿嶋で古着屋をやりたいと漠然と考えていましたね。オープン前は、『ShibuyaT』という渋谷の宮下パークの裏にある古着屋で8年間働いていましたが、コロナ禍になって、地方の活性化に興味が湧いてきて、鹿嶋で古着屋をやるか、鹿嶋市長をやるかの2択でした(笑)。現実的に考えて、友達の後押しもあったので、親父が服屋をやっていた同じ場所で、新しいことにチャレンジしようと思いました。

▽アパレル店のやりがいは?
やりがいというか、地元の人がお店に来てくれるのは嬉しいです。あと、近隣の市町村からもわざわざ鹿嶋まで来てくれるので、ありがたいですね。中学生が電車乗って来ましたっていうのは嬉しいですよね。僕が子どもの時は服を買うところもあまりなかったですし、オシャレに興味をもってくれるのは嬉しいです。

▽商品はどこから仕入れる?
国内外の古着ディーラーとつながりがあり、そこから仕入れています。取り扱っているブランドは、「ラルフローレン」、「トミーヒルフィガー」、「ナイキ」、「リーバイス」などが多いです。自分も好きなブランドですね。KPARKオリジナル商品や海外限定の新品アパレル、スニーカーや小物も取り扱っています。

▽お客さんはどんな方が多い?
近隣地域の方だけでなく、東京からもお客さんが来てくれることがあって、アントラーズホームゲームの日に合わせて来店していただくこともあります。あとは、中高生や、60~70代の方も多く、その友達が友達を呼んで来てくれるので、おもしろいです。

▽チャレンジショップ補助金を利用しての開店はどうでしたか?
チャレンジショップ補助金がなかったら開店してなかったです。出店のきっかけになったし、背中を押してくれたのはこの制度です。

▽今後の目標は?
もっとファッションを楽しめる人が増えればいいなと思います。オシャレした方が気分も上がりますし。例えば、ご飯を食べに行くのもコーディネートを考えるだけで日常が楽しくなる。そういう人が増えてくれたら楽しい。都内はイケてる30~40代が多いので、イケてる同世代も増やしたいです。将来的に店舗を増やせればと思いますが、まずはここを、オシャレな人が集まってるから行ってみようと思える場所にできたら嬉しいです。
店名の「KPARK」は、親父がやっていた店舗「KHOUSE」の「K」と、前の職場の裏にあった宮下公園が、宮下パークに移り変わるのを見てきたので、そこから「PARK」を取りました。公園のように誰もが気軽に集える場所にしたいという思いを込めています。

SHOP:KPARK
CEO:大里 康太(36)
Instagram account:@kpark_kashima
address:鹿嶋市宮中1丁目9番21号
OPEN-CLOSE:平日13:00-19:00、土日祝12:00-19:00
REGULER HOLIDAY:毎週水曜日、第2・第4木曜日

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