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自治体の皆さまへ

つたエールけん

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長崎県

県内で頑張っている企業や人にエール(応援)を送ります!

■対馬木材事業協同組合(対馬市)
お話を伺ったのは
代表理事 松本(まつもと)辰也(たつや)さん

▽対馬産の木材チップのほとんどを製造
対馬の人工林の低質材を有効利用するため、平成22年に父がチップ製造を行う本組合を設立しました。私はUターン後、平成26年から後継者として運営に携わり、今年の春に代表理事に就任。本組合は、木材チップの生産量が対馬全体の94%を占め、対馬の木材生産量増大に寄与したことや、ヒノキ精油を活用した商品の開発・販売により、森林・林業の新たな価値の創出に尽力したことなどが評価され、令和4年度ながさき農林業大賞県知事賞を受賞しました。

▽チップは製紙の原料やクリーンエネルギーに
生産したチップは、海路で大手製紙会社や木くずを燃焼させて発電するバイオマス発電所などに販売しています。1回の船で運ぶチップの量は約700トンで、年間約60回の積み出しを行っています。また、木材の高付加価値化や森林資源の循環利用などを目的に、「ツシマモリビト」というプロジェクトを立ち上げ、木材を使ったオリジナル商品の開発・販売にも取り組んでいます。

▽さらに売上を伸ばし雇用拡大を目指す
現在、従業員は15名で、私が帰島した当時と比べると雇用も売り上げも約2.5倍になりました。今後さらに売上を伸ばして雇用を増やし、対馬の人口流出に少しでも歯止めをかけたいと思っています。また、今年度から対馬の木材業者38社が加盟する対馬木材業組合の組合長にも就任しました。木材業界も高齢化が進んでいるため、若い人たちの仕事へのモチベーションを上げ、対馬で林業をやってよかったと思ってもらえるように、研修会や交流会を通して親睦を深めています。

対馬産の木材で年間4万トン以上のチップを生産し、大手製紙会社やバイオマス発電所に供給しています

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