【特集】長崎の海の魅力～水産業の魅力を発信～(1)

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全国トップ3の漁業生産量を誇り、豊富な魚種と美しい海が魅力の長崎県。全国の約12%にあたる海岸線と多くの離島・半島を有しており、水産業は本県の重要な基幹産業となっています。
また、本県は海洋環境が異なる8海区に分けられ、それぞれで漁獲される水産物が異なるほか、それぞれの地形や資源を生かした取り組みも行われています。
今回は、本県の水産業の魅力を発信するさまざまな取り組みについてご紹介します。

長崎県でとれる魚種は350種以上で日本一といわれとるばい!

■浜の魅力　～「海業(うみぎょう)」の推進～
「海業」とは、浜の豊かな自然や食の魅力を生かして、観光客などを漁業集落に呼び込み、にぎわいを創出する取り組みで、県内でも観光定置網や釣り体験、食堂、直売所など、さまざまな取り組みが行われています。また、県では海業を県内各地に広げるため、地域の漁業者と観光事業者の連携などによる海業コンテンツの創出を支援しています。
以下では県内で行われている海業の事例をいくつかご紹介します。

◇勝本町漁業協同組合　辰の島遊覧船
壱岐市の北端に位置する勝本町漁協では、約40分で無人島を巡る遊覧船を運航しています。エメラルドグリーンの海や洞窟、断崖絶壁など、大迫力の光景を間近で見ることができると人気を集めています。
また、漁協に併設されたカフェでは、特産のイカとじゃがいも「ながさき黄金(こがね)」を使った「黄金(こがね)イカッケ!?バーガー」なども販売されており、遊覧船を待つ間も楽しめます。

◇有限会社丸徳水産　体験ツアー「海遊記」
対馬市美津島町にある丸徳水産では、「私たちの宝物である対馬の海を後世にも残したい」という熱い思いを持った地元漁師がガイドとなり、養殖場見学や魚釣り体験、磯焼け観察など、マリンレジャーと漁業を一度に体験できるツアーを実施しています。
魚や漁業の知識だけではなく、対馬の海を知り尽くした漁師だからこそ伝えられる対馬の海の魅力を堪能することができます。

◇平戸市漁業協同組合　旬鮮館
一本釣りやたこつぼ、定置網など多種多様な漁業が営まれている平戸市漁協では、漁協直営のお食事処「旬鮮館」を運営しており、その日の朝にとれた新鮮な魚介類を使った海鮮丼や刺身定食が楽しめます。
ヤリイカやアジ、イサキなどの旬の魚介類が手ごろな価格でたくさん食べられることから、観光客だけでなく仕事で訪れた方や地元の方からも人気のスポットです。

問合せ：県の漁政課
【電話】095-895-2811