市長コラム 結集のススメ

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■令和5年はどういう年でしたか
令和5年(2023年)も、12月を残すばかりとなりました。皆さまにとって、この1年はどういう年だったでしょうか。
5月に新型コロナウイルス感染症が2類からインフルエンザと同じ5類に分類され、私たちの暮らしに日常が戻ってきました。基本的な感染対策は必要ですが、「3密」や「外出自粛」から解放され、「4年ぶり」となるスポーツイベント(バラモンキング、夕やけマラソンなど)や行事(東京などで開催される五島人会、地区の運動会、お祭りなど)が開催され、賑わいが戻っています。
3月まで放送されたNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」に続いて、7月からはヨシノサツキさん原作の「ばらかもん」が放送され、五島市の風景や暮らしが全国に発信されました。最近の宿泊施設の整備もあり、多くの観光客が訪れています。コロナ禍前(令和元年…約25万人)にはまだ及びませんが、世界遺産登録前(約20万人)までは回復しそうです。
4月には、市民の皆さまが待望していた新しい図書館がオープンしました。10月までの7か月間の利用者が3万1472人、貸出が11万8727冊と多くの皆さまに利用いただいています。また、ジオパークの中核施設として整備した鐙瀬ビジターセンターにも、多くの市民や観光客が訪れています。
また、奥浦の半泊で製造されている「GOTOGIN(ゴトジン)」が、焼酎・ワインに続いて五島市のおいしいお酒に仲間入りし、好評をいただいています。
一方で、海外に目を向けると、非常に厳しい年でした。昨年から始まったロシアのウクライナへの侵攻は今も続いています。ウクライナも反攻していますが、終息の兆しは見えません。10月にはパレスチナのハマスがイスラエルに攻め込み、少なくとも1,200人が死亡、200人を超える人々が人質として拘束されました。その後のイスラエルの反撃により、合わせて1万2000人以上の死亡が確認されています(11月14日現在)。
来年は、平和の祭典・オリンピックがパリで開催されます。1日も早い停戦、そして平和を願わずにはいられません。

よいお年をお迎えください。