■空き家放置により発生するリスク
家は人が住まなくなると急速に劣化します。放置され適正に管理されていない状態が何年も続くと、倒壊や火災などの問題が生じる恐れがあります。また、地域の治安の低下や景観の悪化、周辺住民の生活環境にも影響を及ぼします。
・建物の老朽化…雨漏りやシロアリの発生で建物の老朽化が進み倒壊に繋がる可能性
・周囲への悪影響…空き家の倒壊などにより、通行人やご近所に損害を与える可能性
・地域の治安低下…不法侵入による犯罪や事件が引き起こされる可能性
・地域のイメージ低下…建物の老朽化やごみの不法投棄による景観の悪化で、地域のイメージが低下する可能性
■定期的な手入れ・点検を心がけ、適切な管理を行いましょう
▽建物外観チェック(瓦、屋根、軒、外壁など)
瓦にズレがないか、割れていないか、屋根にたわみはないかなどを確認しましょう。
▽修繕必要箇所チェック
雨染みや外観のひび割れなどがある場合、修繕が必要か確認しましょう。
▽ポストの郵便物
不法侵入を予防するためにも、郵便物は回収するか廃棄しましょう。
▽庭木・雑草チェック
近隣トラブルの元になることが多い項目です。庭木や雑草が伸びすぎていないか確認しましょう。
▽風通・換気
少なくとも月に一度は窓、扉、襖などを開放しましょう。
▽漏水チェック
家中の蛇口を閉めても水道メーターが回っている場合は、水漏れが生じている可能性があります。
▽通水・封水のチェック
水道を利用している場合は、月に一度、通水の確認をしましょう。
▽設備機器のチェック
給湯器やボイラー、灯油タンクなどに異常がないか確認しましょう。
▽掃除
掃除機、ほうきがけなどで室内を清潔に保ちましょう。
■空き家の台風対策をお願いします
まもなく台風シーズンが到来します。空き家の台風対策を怠ると、さまざまなトラブルを引き起こしかねません。放置したままの空き家は老朽化が激しく、台風によって空き家が被害を受けるだけでなく、人をケガさせたり周辺の住宅や車を破損させたりします。早めの対策をお願いします。
▽効果的な台風対策の例
・瓦や外壁の建材などは、飛散しないようにネットやロープで対策する。
・雨戸はしっかりと閉め固定する。
・何らかの破損が見られたら、必ず修繕を行う。
・敷地内の樹木は、散乱しないよう剪定する。
風雨が強くなってからでは間に合いません。天気の良い日に安全に作業を行いましょう。遠方にいるなど、自身で管理できない場合は、シルバー人材センターの「空き家等管理サービス」の利用、または売却、賃貸、解体などをご検討ください。
空き家について、詳しくはお問い合わせください。
問合せ:管理課空き家・公園班
【電話】72-6371
<この記事についてアンケートにご協力ください。>