文字サイズ
自治体の皆さまへ

特集 私たちが伝えたい、五島市への思い 五島市中学生議会(2)

4/37

長崎県五島市

■玉之浦中学校
五島の伝統文化について、一部地域では過疎化による人手不足が原因で参加者の減少が考えられる。これらの行事を地域おこしとして活用すると五島の活性化になると思うが、五島市やその他の場所で情報発信をしているか。
答:ホームページで主な伝統文化の紹介や地域行事の様子を掲載するなどしている。また、五島市の公式観光サイト「五島の島たび」にも掲載したり、五島観光歴史資料館で展示をしているものもあり、市内外に向けて情報発信をしている。
また、伝統文化によっては保存団体がつくられ、各行事等を伝承・運営している。市内イベントや五島を訪れた観光ツアー客の前、県外などで行う観光PRや物産展などでの披露を各団体の協力を得て行っている。

■翁頭中学校
観光客が歴史や島民と触れ合う機会を増やすことで、五島市への興味や関心を増やすことにつながるのではないか
答:世界遺産や日本遺産、日本ジオパークの3つすべてに登録・認定を受けている地域は、五島市を含め全国で5地域しかない。さらに五島市の歴史に興味や関心を持ってもらえるよう、それぞれの歴史を巡るツアーを旅行会社に作っていただいたり、鐙瀬ビジターセンターのように、五島の歴史と文化を詳しく学べる施設などを整備している。「島民との触れ合い」という面では、民泊の利用を推進しており、「人柄が優しかった」などの感想を多数いただいている。
五島の歴史や、島民と触れ合う機会を増やすことは、間違いなく五島市への興味や関心を増やすことにつながると思うので、今後さらにPRしていきたい。

■福江中学校
商店街はシャッターが閉まっていることが多く、活気がないと感じる。学校ではシャッターアートなどに取り組んだが、商店街をもっと活性化させられないか。
答:空き店舗問題、あるいは、後継者不足の課題などについて、福江商工会議所や福江商店街連盟と一緒になって、それらの課題解決に向け協議していきたいと考えている。また、夜市などでは人が集まるが、商店街の各お店に入って、買い物をしてもらうためには、さらなる工夫も必要。最近では、空き地等で商店街の若手メンバーによるイベントも開催されている。
島民や観光客の皆さまに、お店に入ってもらうための仕掛けづくりを、商工会議所や商店街の皆さんと協力しながら、商店街活性化に向けて取り組んでいきたい。

■崎山中学校
自然豊かな景観は五島の強みだが、漂着ごみによって美しい海の景観が損なわれている。清掃活動をはじめ、景観保全の取組の裾野を島民全体に広げることができないか。
答:海の景観を守るために漂着ごみの回収事業を業者などに依頼し実施している。令和4年度の回収量は2,905立方メートルであった。これは、崎山中学校の運動場全体に約30cmの高さで敷き詰めた量となる。このほか、多くの市民の皆さまが自主的にボランティアで漂着ゴミを回収していただいている。
また、漂着ごみの発生抑制事業として、漂着ごみについての勉強会や実際に回収するイベントを毎年開催している。今年度も実施予定なので、多くの学生に参加していただき、漂着ごみのことを理解していただく機会になればと考えている。

自席から質問を行った皆さんのお名前、中学校名については、本紙またはPDF版7ページをご覧ください。

貴重なご意見ありがとうございました!

問合せ:総務課法制係
【電話】72-6110

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU