■重層的支援体制整備事業を開始します
今年4月から重層的支援体制整備事業を開始します。これは、既にある相談支援や地域づくり支援の取組を活かし、「子ども」、「障がい」、「高齢」、「生活困窮」といった分野別の支援体制では対応しきれない「地域住民の複雑化・複合化した支援ニーズ」に対応する包括的な支援体制を構築していく事業です。「属性を問わない相談支援」や「社会への参加支援」、「地域づくりに向けた支援」を一体的に行います。
なぜ、今、このような事業が必要なのでしょうか。近年、地域や家族など共同体としての「つながり」が弱くなっており、五島市も例外ではありません。生活課題を抱えながらも相談する相手がいない、または制度の狭間で孤立してしまうなど、生きづらさを感じている人は年々増加傾向にあります。
そのような中、支援機関や専門職は万年人手不足で、昨今ではサービス事業所の縮小や廃業も続いています。行政は複雑化・深刻化した問題解決の解消に疲弊し、「支援のしづらさ」を抱えていることも少なくありません。
「地域住民」、「支援機関や専門職」、「行政」それぞれが倒れてしまわないように、「人と人がつながる」地域づくりを進めていく必要があります。重層的支援体制整備事業を通して、地域共生社会を目指していきます。
問合せ:福祉の相談窓口(社会福祉課内)
直通【電話】76-3222
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