〔いきっこ留学の状況について〕応援される「いきっこ留学」を目指します!

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◆はじめに
5月から教育長になりました山口です。壱岐の子どもの健全な成長や市民の皆様の文化・スポーツ活動の活性化に、全力で努めて参りますので、よろしくお願いします。さて、「いきっこ留学」の検討状況について報告します。

◆高校生の事案について
まず、3月に離島留学の高校生が亡くなった事案については、本当に残念に思います。改めて、亡くなった生徒さんのご冥福をお祈りします。これは、高校生の事案であることから、壱岐市教育委員会が直接関わることができません。市民の皆様に十分な説明ができないことをご容赦ください。

◆壱岐市離島留学・いきっこ留学検討部会について
高校生の事案を受け、5月～6月にかけて、壱岐市における「離島留学・いきっこ留学」について、心の専門家など第3者を交えた17名からなる検討会議を行いました。第1回は制度の内容について、第2回は高校生の事案をもとに制度の課題について(プライバシー保護のため非公開)、第3回は壱岐部会としての意見のとりまとめを行い、長崎県教育委員会に提出しました。

◆今後の流れについて
長崎県教育委員会は、離島留学制度の改善案を8月中に示す予定です。壱岐市教育委員会は、この改善案をもとに「いきっこ留学制度」に特化した会議を9月に行い、留学制度の改善策をまとめたいと考えています。

◆結びに
私は、壱岐高校の校長をしているときに、たくさんの離島留学生と出会いました。留学生と地元の高校生が、互いに影響し合いながら、ぐんぐん成長していく姿を見て、この制度の素晴らしさを実感しました。一方で、どんな制度にも弱点があることも知っています。「いきっこ留学制度」も、これからも様々な課題を解決しながら、少しずつよい制度になるのだと思います。
私は、制度の改善に取り組んでいる上で、最も大切なのは、市民の皆様のご理解とご協力であると痛感しています。留学生だけでなく壱岐の子どもにとっても有意義な「いきっこ留学」への市民の皆様からの応援を心からお願いいたします。

教育長　山口千樹