◇壱岐市制施行の記念すべき年に生まれた皆さんが将来の壱岐市に望むことと、思い描く壱岐市にしていくために、自分にできることやしていきたいこと、どのように関わっていきたいかなどお話しください。
野田:これからも今まで私達が育ててもらった壱岐の良さは、ずっとこのまま続いてほしいなって思います。市長からもあったように気候の非常事態宣言とかそういうのをいち早く、どこの地方自治体よりもするような、そういう精神的な面はこれからもっと壱岐が率先していけるようになっていけばいいなと思います。私の力は微力かもしれないですが、壱岐が新しい形、新しいことをしようとする時にそれを止めるような人物になるのではなく、壱岐を新しい流れに乗せられるような人材になりたいなと思います。私は壱岐の人の温かさが好きなので、そういうところは地元のお喋りなおばあちゃんになりたいなって思います。
坂本:壱岐の良いところは全面的に押し出していければと思うのですが、現実はいろんな問題があると思います。僕の学年は小学校が十四人で結構少なかったのですが、今はそれよりももっと少ないということを聞いたり、いろんな行事もコロナもあって仕方ないと思うのですが、なくなったりというのがあります。そういうのは、人がいないからできないと思うので、どうにか子供を産みやすい環境を作れば、自然と人が増えて、前あった行事が戻ってくるのかなと思います。人の繋がりがとても強いので、子供も他の町に比べたら絶対育てやすいと思うので、もっと人を増やせるようなことが必要かなと思っています。壱岐は結構いろんなことに取り組んでいて、そういう面でもっと全国的に壱岐っていう名前が広がれば、自然と注目されていいかなと思うので、いろんなことをやってみて、全国的に壱岐がこういうことやっているっていうのが知れ渡れば、他の自治体でもいい流れができるのではないかと思います。
辻村:僕は、壱岐は少子高齢化が進んでいると思います。今、大学で僕は医療系の学習をしているので、大学でしっかり今学んでいることを身につけて、壱岐の地域医療に携われるように頑張っていきたいと思っています。
市長:まさに人口が減っていることが何年来の悩みです。そのため、壱岐市はいろんなチャレンジをしています。行政としてもいち早くテレワークに取り組んでいます。海を隔ててということが非常に不自由ですが、そういったことを理解して、カバーして頑張っていきたいと思っています。ちなみに、驚かれるかもしれませんが、昨年は初めて一年間でUターンを含めた移住者が二百人を超しました。また、昨年二月にも現在三十名が働くNHSというコールセンターを開設し、企業誘致を頑張っています。ですから、皆さん方も仕事がないから帰れないではなくて、帰って仕事を作ってやるというぐらいの気持ちでお願いしたいなと思っています。
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