■市長からのお祝いメッセージ(抜粋)
「はたち」という皆さんの年齢は、まさに青春のまっただ中、長い人生の中で最も輝いている時期ではないでしょうか。今後、いくつもの人生の岐路に立ち、自分の力で重要な選択や意思の決定を重ねていくことになります。
今までと同じ道を歩いていたら、目の前には当然のごとく今までと同じ道が続きますが、新しい門出をする者の前には、今までと違う道が広がります。
新しいことを始めるのは、いつだって遅くはないのです。思い立ったら、即行動してみることが大切なのです。
そのためには、常に学び続ける姿勢を大切にし、新しいことに挑戦する努力を続ければ、人を魅了するような豊かな人生を送れることでしょう。
共通の思い出を持つ、かけがえのない仲間のいる壱岐市は皆さんのふるさとです。この島はいつでも、いつまでも皆さんの人生を応援しています。
■令和6年新成人(当日参加者)
(単位:人)
■新成人誓いの言葉(抜粋)
◇坂本 大地(さかもと だいち)さん
この数年は、新型コロナウイルス感染症に大きく振り回された期間でした。以前の生活に戻りつつありますが、行動が制限されていた時間は戻ってきません。また、これから先もいつ戦争や災害が起き、自由や当たり前が失われるかもしれません。当たり前のことができなかった環境を経験した私たちは、今こそ当たり前を噛みしめながら生きていかなければなりません。次世代を背負う私たちは、希望のある壱岐、そして日本を創っていく役目があります。
私は、高校卒業後、東京の大学に通っています。壱岐というとても小さなコミュニティーを離れ、日本全国から様々な個性が集まる中での生活は、とても大きな刺激があります。壱岐を離れて初めて、壱岐の独特の魅力に気付かされました。大学では法学部に進み、憲法や政治問題を中心に学んでいます。正解のない学問だからこそ、柔軟で多様な思考が求められ、そのような考えを持つ人こそ、未来の日本を変えていくことができる人材だと私は考えています。これからも感謝の気持ちを忘れることなく、希望に満ちた未来を創っていくことを誓い、挨拶とさせていただきます。
◇野田 夏乃子(のだ かのこ)さん
私は、高校を卒業するまで壱岐で育ちました。広い大地、きれいな海、おいしい食べ物に恵まれたこの島でのびのびと育ちました。
楽しい思い出も、苦い思い出も、かけがえのないものばかりです。
都会に憧れ、早く壱岐を出てみたいと考えるときもありました。
しかし、島を出てみて、これまで多くの方々に愛されてきたこと、温かく見守られていたことに気付きました。今、強く感じていること、それは、私にとって「壱岐は自慢のふるさとである」ということです。
これまで支えてくださったすべての皆様に感謝申し上げます。
私たちは、これまで、いろいろな方々に、いつどんなときにも、たくさんの愛情をいただいてきました。今までいただいた愛を、これからは私たちがお返ししていく番です。私たちを育ててくれた壱岐市の皆さん、私たちにどうか期待してください。
歩む道は様々ですが、ふるさと壱岐への感謝の気持ちは同じです。私たちは、親にいただいた命を大切にして、たくさんの方々に育てていただいたこの20年間を大切にして、しっかりと自分の人生を生き抜くことを誓います。
■成人式を迎えて
(1)将来の夢や目標
(2)成人を迎えての気持ちや抱負
・田口 史弥(たぐち ふみや)さん
(1)経済関係
(2)学び続ける姿勢を貫徹します。
・横山 芽衣(よこやま めい)さん
(1)壱岐出身の名に恥じぬよう、謙虚にそして主体的に仕事に励む人間になりたいです。
(2)二十歳の節目を迎え、成人としての自覚を持つと共に、自分の行動に責任を持って日々過ごしたいです。
・下條 豊祈(しもじょう とよき)さん
(1)救急救命士として多くの命を救いたいです。
(2)大人としての自覚と責任を持って行動していきたいです。
・馬渡 翔太(まわたり しょうた)さん
(1)鉄道員
(2)ここまで関わっていただいた方へ感謝の気持ちでいっぱいです。親への感謝を忘れず頑張ります。
・松下 真弓(まつした まゆ)さん
(1)保育士
(2)父や母に感謝したいです。
・久田 悠真(ひさた ゆうま)さん
(1)食事、運動、睡眠を大切にします。
(2)節目の年なので、気持ち新たに頑張ります。
■新成人が生まれた年のできごと(平成15年4月2日から平成16年4月1日まで)
・イラク復興支援のため自衛隊の派遣命令が発令
・阪神タイガースが18年ぶりとなるリーグ優勝
・地上デジタルテレビ放送が東京、大阪、名古屋でスタート
・六本木ヒルズが開業
・ミスタードーナツのポン・デ・リングが発売開始
・テツandトモ「なんでだろう~」
■小中学生からのお祝いのメッセージ(抜粋)
・瀬戸小学校6年 小嶋 蒼空(こじま そら)さん
みなさんは、すでに働いたり、将来の夢や目標を実現させるために学んだりしておられると思います。今、どのような立場におられても、同じ壱岐をふるさとにもつ先輩方はとても輝いて見えます。そんな先輩方の背中を、私たちは追いかけていきます。
・勝本中学校3年 坂本 吏詩瑠(さかもと りしる)さん
私達がお手本とするべきことは、閉塞感の中にあっても、自分で限界を決めてしまうことではなく、可能性を信じ、挑戦し続けることの大切さです。まだ皆様方の足下にも及びませんが、優しくたくましい先輩方の背中を見ながら、ふるさと壱岐を元気にする活動をこれからも行っていきたいと思います。
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