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長崎県対馬市

■SDGsとエシカル消費
SDGsは、誰しも生まれながら有する自由と尊厳を平等に守っていくためにどうすべきか「人権」を尊重する社会の実現を目指しています。そうしたことから、人権や環境に対して十分に配慮された商品やサービスを選択して買い求める「エシカル(倫理的な)消費」が世界的に拡がっています。
鉱物資源にも倫理性が求められています。ダイヤモンドや金といった宝石採掘の裏側には、違法な収奪、児童や女性労働、貧困などの人権侵害や環境破壊があります。また、紛争鉱物として、テロ組織や暴力的な反政府勢力の資金になっていることが指摘されています。そうしたことから、産地が明確な宝石への需要が高まり、SDGsの観点から日本の真珠が再評価されています。取引価格は上昇傾向にあり、国産真珠の約2割を占める屈指の名産地・対馬にとってはとても喜ばしいことです。
真珠以外の水産資源にも倫理性が求められています。世界の人口増に伴う魚食需要の増加により、強制労働といった人権侵害までを引き起こす「IUU漁業※」が世界的な問題となっています。いつ、どこで、誰が、何を、どのように獲ったものであるのか、それを明らかに示せること自体が新たな価値となる時代です。人権尊重のSDGsの視点を取り入れた生産活動が対馬産ブランドの価値をさらに高めるものと考えられます。
※IUU漁業…Illegal(違法)、Unreported(無報告)、Unregulated(無規制)に行われる漁業のこと

問い合わせ:SDGs推進課
【電話】0920-53-6111

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