■洗濯用パック型液体洗剤による事故
~子どもだけでなく高齢者が誤って口に入れる事故が発生~
洗濯用パック型液体洗剤とは…濃縮液体洗剤を柔らかい水溶性のフィルムで包んだもので、洗濯時に直接洗濯槽内に入れて使用します。
▽相談事例
認知症の高齢者が、自宅の洗面所に置いてある洗濯用パック型液体洗剤を誤って食べてしまった。その後嘔吐と下痢が続き、病院に搬送され界面活性剤中毒から誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を引き起こし入院した。
▽消費者へのアドバイス
誤って口に入った場合は、水で口をよくすすぎましょう。ぶくぶくとうがいすると泡がたつことがあり危険ですので、水を口に含んで吐き出すようにしましょう。また、目に入った場合は、充血や目の痛みが起こることがあります。コンタクトレンズをしている場合は外し、目を流水でよく洗いましょう。流水がなければ、ためた水に顔をつけ、まばたきを繰り返してよく洗いましょう。この時、手でこすらないように気をつけましょう。異常を感じたら、すぐに医療機関を受診しましょう。
パック型液体洗剤は、見た目がカラフルで手に取りやすい形状であるため、子どもや高齢者などの手が届かないところに置くなど、保管場所に注意して事故を防ぎましょう。製品トラブルや契約トラブルなどで困った時は、一人で悩まずに対馬市消費生活相談所に相談してください。
問い合わせ:
対馬市消費生活相談所【電話】0920-52-8322
長崎県消費生活センター【電話】095-824-0999
<この記事についてアンケートにご協力ください。>