今年の4月の広報波佐見の「こんにちは。歯科医師です」のコーナーで、地域安心連携ノートについてのお話をしました。これは医療・介護等の分野での介護保険被保険者が受けた診療やサービスの内容を一冊に記録しているものです。
医療・介護のサービスを受けたごとに、その担当者が記入することになっています。そのため、このノートを持っていれば医療・介護で受けたすべての内容を記入していますので、何かあった場合にもそれを見ることで、とりあえず状況がわかるようになっていますから、例えば意識がない場合でもこのノートを見るだけでおおよその状態はすぐ把握できるようになっています。
歯科でも治療や投薬内容を書き込んでいますので、ほかのサービス担当者がお口のなかの状態や投薬等がわかりますし、また我々歯科医師も逆に他のサービスの受領状況を把握できますので、投薬等の確認にも非常に役立ちます。
オールインワンで状況が解るためのノートです。しかも現物のノートですので、災害時などの電源がない場合でも特に有効な確認手段になります。
ですから、すべての医療機関・薬局・介護サービスを受ける場合には、必ずこの連携ノートをご持参ください。ご自身の状況の把握に非常に重要です。
地域安心連携ノート検討委員 いわぬま歯科医院 岩沼健児
問い合わせ:地域包括支援センター
【電話】85-2976
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