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特集 農業・漁業を全面サポート(4)

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長崎県西海市

▼農業・漁業のイメージを一新するデジタル技術
▽「きつい」「重労働」のイメージにさよなら!デジタル化で作業の効率化を!
近年よく耳にする「スマート農業」「スマート漁業」とは、AI・IoTを活用することで農業・漁業の様々な業務や技術をデジタル化し、労働の効率化や生産性の向上を目指すスタイルのことを言います。
これまで就業者の経験や技術、勘に頼っていた部分をデータ化したり、収集したデータをもとに作業の一部を自動化することで、就業者の負担を大幅に軽減でき、生産性アップにも繋がります。
効率化・省力化が進めば、農業・漁業に対するイメージが変わり、新規参入者の増加にも期待できることから、西海市でも近年、各種講習会の開催やシステム導入に関する支援等を積極的に行っています。

〇スマート農業への取組
ドローンでの農薬防除やラジコン草刈り機の活用等の取組のほか、ハウス栽培でも、自動谷換気装置等の環境整備装置を活用した自動化が進んでおり、今後ますます農作業の効率化・省力化が進んでいくと見込まれています。

〇スマート漁業への取組
漁業・養殖業の様々な作業や技術をデジタル化し、生産性の向上を目指すスマート漁業には大きな期待が寄せられています。
西海市においても魚群探知機やGPSプロッタ等のデジタル機器や遠隔給きゅう餌じ監視システムの導入など、最先端の技術を採用した水産業の取組に対して支援を進めています。

▼間接的に農業・漁業をサポート!
▽基盤整備事業
基盤整備事業とは、畑地や水田の整備を総合的に行い、農地・農業施設の災害防止、農業競争力の強化を図り、農業の活性化を目的とした事業です。
道路の拡張や区画の整理など、耕作しやすい環境を整備することで、農業所得の向上や経営規模の拡大が見込まれ、新たに農業を始める方や後継者の増加につながります。
西海市では、平成29年に西海町の丸田地区が完成し、西彼町の白崎地区・小迎地区と西海町の面高地区で基盤整備の工事を進めています。また、西海町の太田和地区・天久保地区、西彼町の下岳地区においても基盤整備の工事を計画しています。

▽水産資源増殖事業
資源増産により漁獲量を増加させ、漁業所得の向上による漁業経営の安定を図ることを目的に、市内漁協と漁業者等が協力し、主要魚種(イカ、マダコ、カサゴ、ナマコ)の産卵場造成、種苗の放流に取り組んでいます。

▽販路拡大・ブランド戦略
西海市では、生産者が丹精込めて生産した農産品・水産品を広くPRするために、「西海ブランド戦略」を策定し、現在18種類の商品を「西海ブランド戦略商品」に選定して販路拡大事業を行っています。
西海市の商品をブランド化し、県外の物産展で販売することで、西海市の農水産物の知名度向上・新たなファンの獲得を目指しています。物産展がきっかけとなり、直販で取引が始まるケースも生まれています。
そのほか、長崎市のおくんち広場で、「西海市産みかん」や「うず潮カキ」のドライブスルー販売を行っており、こちらも好調な売り上げを記録しています。
今後も、市と生産者が一体となって、西海市の農水産物の販路拡大に取り組んでいきます。

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