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健康テラス

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長崎県長与町

■子供の吃音(どもり)について
もり小児科
森 剛一先生

吃音(どもり)は、発語時に最初の音あるいは、音節が反復して発声される連声(繰り返し)、言葉の最初の音が引き延ばされる(引延ばし)、発語を企図しながら音声化できずつまってしまい無音となる(ブロック)に分類されています。症状は進行するにつれ繰り返し、引延ばし、ブロックと順に症状が出てくることが多いようです。
一般的に言われる吃音は繰り返しです。軽い場合はゆっくり話すことを指導したり、子供が話すときよく聴いてあげると自然に改善することがあるようです。引延ばし、ブロックと進行していくと治りにくいと言われており、年齢が上がると治りにくい傾向にあるようです。一人で自発的に話すときは起こりにくく、他の人とコミュニケーションを必要とする場合は緊張が増すため、吃音が起こりやすいと言われています。そのため小学校に入る前までに改善されることが理想ですが、治りにくい場合は健診や一般の診療の場で医師に相談され、言語訓練士による専門的な言葉の訓練を受ける必要があります。

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