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自治体の皆さまへ

躍動する長与人 Vol.01

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長崎県長与町

長与にゆかりのある、各分野で活躍している人を紹介します

■プロフィール
金沢 知樹さん
あやめ幼稚園、長与北小学校、長与中学校で青春を過ごす。芸人を目指し上京。その後、構成作家・演出家・脚本家に転身し、様々なテレビ番組や映画、舞台で活躍している。
昨年、監督・脚本の映画「サバカン SABAKAN」を公開し、長与町を舞台に作品を作りたいという夢を実現した。

■主な作品
・半沢直樹(2020年)
・サバカン SABAKAN(2022年)
・サンクチュアリ-聖域-(2023年)

Q:映画サバカンの反響、手応えなどは?
A:正直、大反響でした。公開前は、草彅さん、尾野真千子さんが出演しているものの、主演は無名の子ども。しかも監督である僕も無名。なので、見てくれるのかなぁ、と一抹の不安があったものの、いざ公開されたら、「これはわたしの物語だ」と長崎だけでなく、いろんな地域の方々に受け入れてていただき、自分でも驚きました。あと芸能界でも話題になったみたいで「FUJIWARA」の藤本さんは2回映画館で見ていただけたとか、噂を耳にしました。本当に感無量です。

Q:クリエイターとしての想いを教えてください
A:僕は生まれ育った九州が好きなのですが、エンタメ分野では東京にすごくなめられていると思っています。それを払しょくしたいなと思っています。九州に住んでいるクリエイターが中心となって作品を作って、発信していきたいんです。僕は芸人になりたくて東京に行ったんですが、当時は東京に行くという一択しかありませんでした。それを二択にしたいんです。東京に行ったらいろんな人と出会えるし、金銭的にも余裕かもしれない。けれど、九州でも同じように演じる場所や音響・照明といった場所もある。給料は安いし人脈もないけど、地元や自分が好きな街に住みながら仕事ができるという選択肢を作りたいというのが一つの目標です。

Q:若い世代に向けて一言
A:小さいときからいろんな舞台や映画を見せること、エンタメにふれさせることが大事だなと思っていて。長崎にもいろんなところに劇場があるから、そこで見せてあげるだけで、エンタメについて前のめりになるというか。そういうことをやっていけたらと思うんですよね。その子たちが長崎を舞台に作品を作っていったら、輪が永久機関でずっとつながり続けるんじゃないかなって。

Q:今後の展望を教えてください
A:僕もこの十年がラストだと思っていて、六十歳までが創作のピークだと思う。そこまでにやれること全部やる。海外にも二年後、サンクチュアリでスピルバーグ監督から連絡がきたんですけど、そういう機会があるなら二年後となると五十二なので、まだ若いほうかなと思って一回ちょっと行ってみようかなと。そこでまた海外への道を若い子につなげてやろうと思っています。

「幽霊でもよかけん、会いたかとよ」
8月19日(土)、8月20日(日)
長与町民文化ホールで金沢監督が脚本・演出を手掛けた舞台が公演されます!遊びに来てね!

■町民の皆さまへメッセージ
この作品は、サバカン同様に、長与町が舞台です。「幽霊でもよかけん会いたい人」皆さまにはいますか?僕は、昨年亡くなった父ちゃんに会いたいです。
長与での初舞台。父ちゃんには見せてあげれませんでしたが、幽霊でもよかけん、見に来て欲しいです(笑)

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