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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊を虜にした地域の魅力(1)

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長崎県長崎市

■地域おこし協力隊って?
長崎市内で地域おこし協力隊が活動していることをご存じですか?
地域おこし協力隊は、市外から移住してその地域のブランドや地場産品の開発・販売・PRなどの活動を行う人のこと。
今回は、現在市内の各地で活動する4人の地域おこし協力隊を通じて、まちの魅力を紹介します。

4人の地域おこし協力隊のかたがいる場所は下の図を見てにゃ(5月11日時点)
※詳しくは本紙をご覧ください。

■高島地区地域おこし協力隊 石川康樹さん
▽ひたすら静かな自分と向き合える時間
石川さんは、「どうやったら大好きな高島に住めるかな?」その思いがきっかけで地域おこし協力隊になりました。
高島との出会いは、伊王島に遊びに行った際に偶然立ち寄ったことでした。高島の雰囲気が気に入り、3年間通ったそうです。その間に仲良くなった地域の方々の優しさや温かさに触れ、「高島に住みたい」という気持ちが強くなりました。
高島に住む方法を考えているときに、音楽グループ「RAINBOW MUSIC」のリーダーから地域おこし協力隊募集の情報を聞き、高島への移住を決めたそう。
高島の良いところは、離島感があまりなく、船ですぐ出掛けられるところ。その代わりに、島には大きなレジャー施設などが無いため、予定を詰めたり忙しくせず、自分以外のさまざまなモノに邪魔をされることも無い「ゆっくりとした時間が流れる」感覚の高島。自分自身のことを考える時間がたくさん取れるのも良いところだそうです。
そんな石川さんは、協力隊として、シュノーケリングのインストラクターや海洋講習のサポートをしています。
また、高島の農園で特産品「高島フルーティトマト」の収穫を行う石川さん。規格から外されたトマトを使い、料理人だった経験を生かしてソースやアイスを作っています。夏に海水浴場の海の家で提供しているそう。
今後は、そのソースやアイスを製品化したりして、島の内外の人に高島の魅力を伝えていきたいと話します。

■伊王島地区地域おこし協力隊 林田慎一さん
▽伊王島で気軽にリゾート気分を!
林田さんは、両親が暮らす長崎に戻りたいという思いと、地域を盛り上げる仕事をやりたいという思いから伊王島地区地域おこし協力隊になりました。
移住前は、伊王島は市街地から遠い場所だと思っていましたが、いざ住んでみると「リゾート気分が味わえる場所がこんなに近くにあるんだ」と驚いたそうです。
2月に地域おこし協力隊に就任した林田さん。地域になじむため、島内や市内南部のイベントをはじめ、自治会の活動に参加してみたり、伊王島のママさんたちに交じってコーラスに挑戦したりしています。地域のかたはおだやかで、温かく迎えてくれたそうです。そのかいもあってか、「林田くんはどこにおっても目立つね!」など、地域のかたに声を掛けられることが増えたとか。
これから林田さんは、地域おこし協力隊として空き家問題などの課題に取り組もうとしています。現在は空き家管理士の資格取得を目指して勉強中。地域のかたと一緒に空き家のことを考え、リモートワークなどができる長期滞在可能な環境を整えたいと話します。
また、地域のかたや観光客、移住希望者、行政が望む伊王島の姿を聞き、最適な方法を見付けることで地域を盛り上げていきたいと言います。
そんな林田さんの伊王島推しポイントは、朝活。仕事の前に、波の音を聞きながら島をウオーキングし、温泉に入る。皆さんもそんなすてきな朝を過ごしてみませんか?

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