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自治体の皆さまへ

​​​​令和5年6月市議会定例会市長提案説明(要旨)(1)

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長野県上田市

■住民の皆さまとの話し合いを大切にし、資源循環型施設建設の着実な推進に努めてまいります

◇資源循環型施設建設・有機物リサイクル施設整備
市政の優先課題であり、上田地域広域連合と連携して取り組んでいる資源循環型施設の建設につきまして、広域連合では令和4年度末に施設基本計画を取りまとめました。市では、施設周辺地域のまちづくりに向けて、余熱利用施設などの周辺整備事業の整備方針の素案をまとめました。これらにつきまして、7月には地元地域および圏域住民の皆さまを対象として、説明会を開催していきます。
一方、清浄園に代わるし尿前処理下水道投入施設の建設につきましては、地元下之条自治会と公害防止協定を締結いたしました。自治会の皆さまのご理解とご協力に感謝申し上げます。
生ごみを堆肥化する有機物リサイクル施設の整備につきましては、丸子地域の陣場地区にある畜産団地跡地を建設候補地として、令和3年度から「陣場地区有機物リサイクル施設調整会議」において、施設での対策や地域振興などの協議を重ね、3月30日に周辺自治会と「有機物リサイクル施設の設置に関する基本協定」を締結し、施設整備に向けてご理解をいただいたところです。
今後の施設整備に向けましても調整会議や地域の皆さまにご理解をいただきながら、丁寧に事業を進めてまいります。

◇ゼロカーボンシティうえだの実現に向けた取組
令和3年2月に「2050年ゼロカーボンシティ」を目指す旨の表明以降、これまでに「上田市地球温暖化対策地域推進計画」を策定するとともに、庁内に「ゼロカーボンシティ推進本部」を設置し、市全体の温暖化対策に取り組んでまいりました。
また、国の温室効果ガス削減目標が令和3年に改定されたことを踏まえ、今年3月には「地域推進計画」を大幅に改定したところです。
さらに、国が策定した「脱炭素地域ロードマップ」に基づき、モデル性のある先進的な取組により脱炭素を実行する「脱炭素先行地域」の選定に向け、準備を進めてまいります。
引き続き、「ゼロカーボンシティうえだ」の実現を目指して鋭意進めてまいります。

◇地域防災力の向上と災害に強いまちづくり
大規模自然災害に備え、市では「上田市地域防災計画」および「上田市国土強靱化地域計画」などに基づき、災害に強いまちづくりに向けて取組を進めております。
また、大雨による住宅地などへの浸水被害を防止・軽減するため、国や県とも協力し、河川や排水路、洪水調整池などの整備を進めるとともに、市の施設を活用した浸透施設などの整備や河川ライブカメラ映像の提供など、流域治水対策も進めてまいります。
一方、災害対策を担う市の危機管理防災体制の強化として、今年4月からは、危機管理防災課を市長直轄組織として位置づけ、情報収集や判断伝達機能の一元化により防災対応力の強化を図っております。
地域の防災活動が継続的な取組につながるよう自主防災組織に対する防災用資器材購入補助金の補助条件や対象品目の見直しを行いました。
市民の皆さまや防災関係機関との連携により地域防災力の向上に向けて取組を進めてまいります。

◇スマートシティ化への取組
企業のDX化・デジタル活用が急速に普及する中、地域企業においては専門人材が不足している状況にあることから、AエーレックRECを中核に地域企業・各機関などと連携しながら、実践的な研修プログラムを構築・展開し、「産業・DX人材育成事業」を進めてまいります。
また、出産、育児などにより就業を中断している女性などを対象として、デジタル人材の育成や起業家の創出に向けた伴走体制の構築と各種セミナーを実施してまいります。
スマート農業の実証事業では、先端機器を活用した遠隔営農指導、きゅうり栽培ハウス内へのセンサー設置による栽培環境情報の取得などに取り組んでまいりましたが、これに加え、アスパラガス栽培でのデータの蓄積や検証、先端技術を活用したりんご栽培での作業工程の講習動画の作成など、農業の生産性向上や新規就農者の育成支援に向け、引き続き取組を進めてまいります。

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