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自治体の皆さまへ

粋 介護予防の情報かわら版

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長野県中野市 クリエイティブ・コモンズ

■人生100年時代…できることから始めよう!
少子高齢化が進み、ひとりぐらしや高齢者世帯が増えた社会の中で、住民の方中心に話し合い、活動する『なかのなっちょ隊(だい)゛』は、”つながり”をキーワードに活動しています。

◆『なかのなっちょ隊゛』とは
『なかのなっちょ隊゛』は、ただ単に生活支援サービスを作ることを目的とはせず、「なっちょだい?」と声をかけあい、支え合う地域づくりを目指し、地域のみんなで話し合い、活動をしています。

◆中野市の現状
中野市は現在人口の約33%が高齢者であり、今後さらに高齢者の割合が増えると予想されています。住み慣れた地域で高齢になっても元気に安心して暮らすためには、地域全体で高齢者を支えていくことが必要です。


(65歳以上の高齢者人口が総人口に占める割合)
※2022年10月時点

要介護(支援)認定者数:2,307人
※2022年7月時点

◆なかのなっちょ隊゛の目的は…地域のみんなで行う、助け合いのまちづくり
『自助』、『互助』、『共助』の力を組み合わせ、誰かの役に立てたり、生きがいを持って生活できるような、お互い様の仕組みづくりを中野市では推進していきます。

○地域のことについて話し合う
具体例:
・ひとりぐらしで寂しい
・電球の交換ができない
・ゴミ出しができない
…など

○自分たちでできることを行う
具体例:
・居場所づくり
・専門機関につなぐ
・ちょっとしたお手伝い
…など

○暮らしやすいまちになる
具体例:
・あいさつができるまち
・孤立しない
・向こう三軒両隣の関係
…など

◆なかのなっちょ隊゛はつながりの輪を広げる活動を行っています
人との関わりが少なくなるほど、心身が衰え要介護状態につながりやすいと言われています。元気に過ごすためには、人とのつながりやお喋りをして笑うことが大事です。
なっちょ隊゛ではつながりをキーワードに地域の課題を話し合う中で「ひとりぐらしの高齢者」と「地域の災害に対する備え」があがり、課題解決に向け実際に活動しています。

○ひとりぐらしの高齢者のお宅に訪問しました
外に出かけることが大好きな方のお家を訪問しました。
ひとりぐらしだと、ふとした時に寂しさを感じるそうです。お喋りする相手や人とのつながりは大切ですね。
お話を伺って、改めて外にでかけることは大事だと感じました。
柄戸(からと)さん

○畑を通じてコミュニケーションを!
お話してコミュニケーションを図り、一緒に畑を耕して夏野菜を植えました。地域やご近所さんとのつながりが少なくなっているので、収穫祭などを開催して交流できる場があればいいなと思いました。
島田(しまだ)さん

訪問が始まってからとても明るくなり、たくさんお喋りしてくれるようになりました!
担当ケアマネージャー 松島(まつしま)さん

○独居高齢者グループ代表
人とのつながり、地域とのつながりが必要になると思います。高齢者の方同士交流する場や自分の足で歩いて行ける場に集いの場が必要ではないかと考えています。
川口(かわぐち)さん

○災害グループ代表
まず地域を知ることを第一歩とし、防災ウォークラリーをやってみます。これをやることで、地域を知り、地域の方とコミュニケーションを図れ、お互い様で支え合える、そんな関係ができると川いいと思います。
宮尾(みやお)さん

○健康にはつながりが大切です
つながりと笑顔を育むには、身近なところに仲間が集う場が必要です。
地域住民同士が気軽に集い、ふれあいを通して生きがい・仲間づくりの輪を広げ、体操や趣味活動、畑作業、お茶会などの時間をつくることで、介護予防・認知症予防にもつながります。
できるところから始めてみましょう。「ご近所さんに声をかけてみよう」、「地域の集まりに出かけてみよう」、「自分が得意とすることで、ボランティアに参加してみよう!」、「あいている時間にお茶会を開いてみよう!」、「ラジオ体操から始めてみよう!」…など、何でも良いのです!
自分自身が、『しっかり食事を摂り、運動をして体力をつけ、社会参加すること』が大切です。それが健康寿命につながります。

問合せ:高齢者支援課
【電話】0269-22-2111(内線389)

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