50年の森林(もり)物語

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■産学官連携の拠点が完成
4月より、伊那市産学官連携拠点施設「inadani sees」が開設されました。産学官連携とは、企業(産)、大学・研究機関(学)、行政(官)の三者が連携・協力し、研究や事業などを行うことを指します。
この施設は、農業と林業から生み出される伊那市の地域資源を活用して、持続可能な地域社会の構築を目指す拠点施設です。企業や研究室などにオフィスを貸し出し、農林業や食品産業、木材産業などの振興、農林業のイノベーション、ビジネスマッチング、起業サポートなどにより農業と林業をベースにした企てをカタチにする取り組みを、今後展開していく計画です。
現在、貸オフィスを利用している各企業・研究室では、ICT技術などを活用した持続可能な農林業の構築、適切な森林管理のための森林資源情報を解析するシステムの開発、地域木材の利活用のための連携・仕組みづくりの研究、木質バイオマス(ペレット・薪)ボイラーの利活用を推進するための調査・研究および機器開発、生ハムおよびチーズ生産のための技術研究などの事業や研究を行っていて、伊那市の地域資源の活用が大いに期待できます。
この施設は、貸オフィスのほかにも展示コーナーなど、一般の方へ向けた空間もあり、今後イベントなどを開催する予定です。
4月6日には、内覧会を開催し、多くの方にご来場いただきました。
今後も、伊那市の地域資源の活用などに意欲がある方々の企てを支援して、伊那市の産学官連携を深めていきたいと考えています。

問合せ：50年の森林推進室