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50年の森林(もり)物語

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長野県伊那市

■クマによる人身事故を防ぐために
自然豊かな伊那市にはツキノワグマをはじめとする野生鳥獣が数多く生息しています。クマとの遭遇による人身事故を防止するため、山際や林内での行動は十分に注意してください。
ツキノワグマによる人身事故防止のポイントは三つあります。
一つ目は、音の出る物を身に付けること。鈴やラジオなどの音の鳴る物を携帯し、常に鳴らしながら行動することでクマに自分の存在を知らせることができます。クマは臆病な動物なので、あらかじめ人の存在を知っていればクマの方から人に出会わないように避けてくれます。
二つ目は、薄暗い時間帯の行動は避けること。クマは餌を求めて歩き回りますが、特に夕暮れから早朝にかけての薄暗い時間帯に出没する可能性が高くなります。山際や林内付近では、夕暮れや早朝の時間帯に屋外で行動することはできる限り避けてください。
三つ目は、もしクマに出会ってしまっても、慌てず騒がないこと。クマが人を襲うのは、ほとんどの場合、突然人間と遭遇した驚きや恐怖から自分や子グマの身を守るためです。万が一、クマに遭遇してしまっても慌てたり騒いだりせず、目を逸らさないでゆっくりと後ずさりしながら、その場を離れてください。
現在、伊那市ではクマの人里への侵入を予防する緩衝帯整備や捕獲したクマの学習放獣などを実施しています。今後もクマによる被害を防ぐ事業を行っていきますので、市民の皆さんも正しい知識を身につけて、クマによる人身事故を防ぎましょう。

問合せ:50年の森林推進室

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