■展覧会情報
▽ー「気韻生動」の画人ー池上秀畝(いけがみしゅうほ)生誕150年展
会期:3月2日(土)~5月19日(日)
会場:全館
入館料:一般500円(400円)
※( )内は割引料金高校生以下、および18歳未満の方は無料
内容:池上秀畝は現在の長野県伊那市高遠町に紙商兼小間物屋の次男として生まれました。15歳で上京し、花鳥画を得意とする荒木寛畝に師事。20歳の時に中央画壇でのデビューを果たし、その後文展において3年連続で特選を受賞するなど、日本画壇で新たな時代を築いていきました。秀畝は、山水画・花鳥画を追求し、1944年に亡くなるまで純粋に画道を求め続けました。本展では、秀畝の作品と、秀畝の師匠や弟子、同時代に活躍した中村不折、小坂芝田ら郷土作家の作品を展示します。
■展覧会関連イベント
▽「学芸員によるギャラリートーク」《申込不要》
日時:3月2日(土)午前10時30分~11時
料金:入館料のみ必要
▽ワークショップ「ミニ屏風を作ろう!」《要申込》
日時:4月27日(土)午後1時~4時
料金:入館料+材料費 1人2,000円
会場:信州高遠美術館玄関ホール
講師:伊藤君人さん(伊藤盛輪堂)
定員:20人(対象…小学校4年生以上)
▽「池上秀畝カード」を集めよう
池上秀畝生誕150年を記念して、長野県伊那文化会館、信州高遠美術館、高遠町歴史博物館、伊那市創造館がそれぞれの展覧会開催期間に「池上秀畝カード」を発行します。全4種のカードを集めた方に、長野県立美術館開催の展覧会「生誕150年池上秀畝-高精細画人-」の入場券引換券を贈呈します。
■今月の一押し!
「渭塘奇遇(いとうきぐう)」
制作年:1927年
技法・素材:紙本着色
池上秀畝(いけがみしゅうほ)(1874-1944年)
本作は、中国明代の文人・瞿佑(くゆう)の怪異小説集『剪燈新話(せんとうしんわ)』内の、川の堤(つつみ)で、男女が思いがけない出会いをするという話から着想を得た作品です。第8回帝展に出品された本作は、もとは3つでひとつの作品でしたが、現在は男女が出会う場面を描いた中心の絵が残るのみとなっています。縦が260cm、横幅が137cmという大きな画面ですが、隅々まで実に細かく描かれています。秀畝はこのストーリーに関わりがある地へ赴き、写生画を残しています。その土地の風景や風俗を取材し写生を重ねることによって、大きな画面に高い解像度でストーリーの一場面を描くことを実現しています。
本作は、「『気韻生動』の画人池上秀畝生誕150年展」にて展示します。
■3月休館日
1日(金)、5日(火)、12日(火)、19日(火)、21日(木)、26日(火)
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問合せ:信州高遠美術館 〒396-0213 伊那市高遠町東高遠400
【電話】0265-94-3666【FAX】0265-94-3936【E-mail】t-bjk@inacity.jp
開館時間:午前9時~午後5時(最終受付は午後4時30分まで)
入館料:大人500円(400円)
※( )内は団体および割引料金
※高校生以下および18歳未満の方、障害者手帳などをお持ちの方とその付添い者1人は無料です。
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