~住み続けたい小川村であるために~
新年度の一般会計当初予算は、歳入歳出ともに32億7,100万円となりました。昨年度とほぼ同規模、1,300万円、0.4%の減となっています。
『住み続けたい小川村であるために』を実現するため、若者定住を目指した村営住宅の建設や、安心安全な村づくりのため、災害時の情報伝達に不可欠な防災行政無線設備の更新などの事業を盛り込んだ予算編成としています。
歳入面では、村税で個人住民税の定額減税を考慮し、前年比3.7%減の1億7,685万2千円と見込みました。個人村民税は11.3%の減、法人村民税は1.3%の増を見込み、固定資産税も1.8%の増を見込みました。たばこ税は堅調に推移しており1.8%の増としました。
歳入の多くを占める地方交付税は、地方財政計画や実績額等から17億円を見込んでいます。
村債は、過疎対策事業や、緊急防災・減災事業等で、4億7,500万円を計上しました。このうち交付税の不足分を補う臨時財政対策債は500万円を見込んでいます。
歳出面では、消防費が、防災行政無線施設の更新事業に1億3,747万8千円を計上したことに伴い、1億7,268万5千円増の2億9,252万7千円となりました。
土木費は1億4,697万3千円増の6億129万4千円としました。道路維持工事で5,000万円、長寿命化に伴う橋梁修繕に1,000万円、除雪機械購入に3,053万7千円、公営住宅建設に1億4,000万円を計上しました。
商工費では、道の駅おがわへの電気自動車急速充電器システム設置に330万円、桜の名所である立屋の公衆トイレ更新に1,463万円を計上しました。
教育費では、学校給食調理委託に1,384万4千円、スポーツセンターの空調設備更新に1,628万円を計上しました。
このほか、霊柩車の更新、買物弱者支援、新型コロナワクチン接種、帯状疱疹ワクチン接種、自転車用ヘルメット購入補助などの費用を新規計上したほか、白馬長野有料道路回数券助成、振興作物栽培支援、まめってえバスカード事業、学校教育活動費補助、高校通学費助成事業などを引き続き行います。
また、公債費は若干の減額となり、4.2%減の2億6,104万7千円となっています。
■移住促進、起業、若者定住推進事業
◇移住・定住の促進を図り、人口減少抑制事業を進めます。
・地域おこし協力隊事業 3,672万円
・白馬長野有料道路回数券助成事業 840万円
・空き家活用推進事業(家財整理) 120万円
・危険廃屋解体事業 120万円
・空き家改修事業 360万円
・就業創業移住支援事業 300万円
・起業支援事業 100万円
・就労激励金 100万円
・公営住宅建設事業 1億4,000万円
■村づくり推進事業
◇関係人口創出事業や公共交通利便性向上事業を進め、住み続けたい村づくりを目指します。
・ふるさと納税事業 1,741万円
・美しい村推進事業 424万円
・公共交通利便性向上事業 241万円
・結婚支援事業 237万円
■経済活性化・農林業振興・観光資源整備事業
◇振興作物の生産推進、遊休農地対策、有害鳥獣駆除対策に取り組みます。観光資源や施設の整備、拡充事業にも取り組みます。
・農林公社委託事業(農地再生利用等) 1,388万円
・大豆振興事業 989万円
・そば・雑穀生産推進事業 159万円
・新規就農者支援事業 783万円
・認定農業者機械導入事業 150万円
・山羊放牧事業 57万円
・組織型営農(集落営農)支援 342万円
・中山間地域直接支払事業 320万円
・多面的機能支払事業 230万円
・鳥獣被害防止柵設置事業 137万円
・森林環境譲与税活用事業 924万円
・鳥獣対策事業 746万円
・地域林政アドバイザー活用事業 378万円
・木質バイオマス推進事業 1,043万円
・危険木伐採事業 140万円
・表立屋公衆トイレ建設 1,463万円
・電気自動車急速充電器システム設置 330万円
■健康長寿・子育て支援事業等
◇「健康で思いやりのある社会づくり」を目指し、高齢者に優しく子育てしやすい環境づくりを進めます。
・在宅福祉支援センター運営事業 1,697万円
・小川荘(小川の湯)運営事業 2,322万円
・ヘルススクリーニング事業 589万円
・びっくらんど小川ヘルスアップ事業 142万円
・高校通学費助成事業 591万円
・すこやか成長祝金 212万円
・がん検診事業 558万円
・自殺対策緊急強化事業 102万円
・公設学習塾運営事業 38万円
・郷土料理給食事業 145万円
・多子世帯保育料減免事業 22万円
・家庭保育への支援事業(一時預かり) 2万円
・びっくらんど小川空調設備更新 1,628万円
・出産・子育て応援補助金 120万円
・帯状疱疹ワクチン接種助成 50万円
■環境・自然エネルギー・防災・交通安全対策等
◇簡易水道事業改良工事を継続します。防災行政無線施設の更新・拡充や村道・橋梁の維持修繕事業を進めます。
・簡易水道基幹改良事業 9,700万円
・太陽光発電補助事業 20万円
・自転車用ヘルメット購入補助事業 10万円
・消防団員報酬 1,129万円
・防災行政無線施設更新・拡充事業 1億3,747万円
・橋梁長寿命化修繕 1,000万円
・道路維持補修 5,000万円
・除雪車両購入 3,053万円
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