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自治体の皆さまへ

コロナ明け・更に元気な小海町に!!小海町長 黒澤弘

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長野県小海町

町民の皆様に謹んで新春をお祝い申し上げます。
町民の皆様におかれましては、希望に満ちた新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。私の町長として二期目の折返し時であり、出馬に当たって掲げた事項を完遂すべく最も大切な年を迎えました。町民の皆様の御理解、御協力のもと町職員と共に進めていく覚悟でございます。何卒、温かく又厳しい目で見守っていただきたくお願い申し上げます。
昨年を振り返りますと、令和二年四月に国において緊急事態宣言が発動され約三年に渡るコロナ禍であり、まさに生きる全ての面においての戦いでありました。
しかし昨年五月八日から新型コロナウイルス感染症の位置づけが、二類相当から季節性インフルエンザと同じ五類に移行し徐々にコロナ前の活動の再開となり、町内においても保育園や小・中学校での行事をはじめ授業も通常どおりとなりました。各団体グループ活動も再開しコロナ前と同様な活気を取り戻したように思われます。人類だれも経験したことのないウイルスの恐怖、経済に対する大打撃、と言うものすごい経験をしましたが新たなワクチン開発、様々な国をあげての経済対策等で乗り越えてきました。まだまだ完全とは言えませんが、今後においてもまた起きる時の教訓にしておく事が今大切だと考えます。わが町においても地域の商工業、特に飲食業、観光業等のための食事券、商品券の支給などで一定の成果があったと思います。
昨年十月三十日に中部横断自動車道、山梨県境~八千穂高原インターチェンジ間の長野県からの都市計画原案の説明会が、小海町総合センターにて一二八名の参加者のもと開催されました。説明の内容として主に都市計画の概要とルートの説明があり、当町においては仮称小海インターチェンジの位置は八那池地区の松原湖入口交差点付近で、ルートは国道一四一号線にほぼ並走するルートで、トンネルと橋梁が多く仮称海ノ口インターチェンジまではほぼ四%近い上り勾配で向かうとのことでした。続いて今後の手続の流れ、そして活発な質疑応答が行われました。今回の説明会に引き続き令和五年度の地区懇談会の折にも重ねて町側から小海ルートについての説明をさせていただきました。仮称小海インターチェンジについては、国が主となり工事を行う政策インターチェンジとなります。南牧の二つのインターチェンジについても同様という説明がありました。今後高速道路沿いへのSA・PAの整備検討も進めてまいります。いずれにしても、長期に渡る、国、県、各機関等への粘り強い要請活動の賜物であると強く感じており、今後も精力的に行動を続ける事が大切であると思います。
町の基幹産業の一つである農業でありますが、昨年成果は販売額で蔬菜類については対前年比一一三%、花卉については一〇八%と前年を上回っておりますが、資材等の高騰により経営的には大変厳しいと推察いたします。昨年の気候は猛暑を超え酷暑とも言える非常に暑かった上、降雨が少なく農家の皆様には、大変な御苦労があったと思います。今年は全ての品目での高値安定と成育に適した気候である事を望むところであります。
ワイン用ブドウの栽培も、試験期間の一つの目安である四年目を迎え品種も決まりつつあり、ある程度の収穫も期待できると思われ、初の小海産ブドウでのワインの試飲ができる年かと期待しているところです。
集落支援事業としての事業費を一地区五十万円から一〇〇万円になり各集落において、区長さんを中心に積極的にお使いいただき、それぞれの地区においての成果が得られました。昨年の目玉事業の一つとも言える宅地造成においては、本間村上団地の工事が完了し六区画の売買契約が整い二棟が着工しております。住宅建設の資材等の大幅な高騰により一坪当たりの建築単価が一〇〇万円越えとなっており、販売にブレーキがかかっておりますが完売を目指してまいります。
駅舎、アルルにつきましては、施設の町有化により、当面は賑やかな町の中心地となるべく、出来ることから実施していくとともに、人口減少、経済情勢、南相木村、北相木村との連携・共同、そして中高生の活動等十分視野に入れ五年先十年先を見据えた長期的な整備計画を幅広い意見や実績を研鑽し、長期振興計画作成の中心課題として検討してまいります。
デマンド交通については親沢方面バス路線でのタクシー利用助成の拡充により今年三月を目途とし試験運行結果をまとめ、今後全町での運行を目指し当町の状況にあった新交通体系を創設し交通手段のない方・高齢者等の方へ、安価で利用し易い安全な交通体系の構築に取り組みます。教育関係では小海高校の存続に向け学校と共同により現存行われている小海駅からの通学バスのさらなる充実や学力UPのための駅ウエ等のさらなる整備・充実をはかり小海高校の魅力UPを行い、一人でも多くの生徒の皆さんの受験者が増えるよう望みます。小・中学生につきましては、ひとりひとりの学力の向上と健康管理をしっかりと行ってまいります。小学校においては歩行を科学的に計測し、歩き方の改善指導や体操を行うレインボーウォーキング事業を実施する予定です。福祉関係については、念願であります、障がい者グループホームの建設促進、町営住宅の増改築を進めてまいります。
昨年百歳を迎えられた方は十四名でありました。近年になく多くの方が百歳となりその中でも十一名の皆様に直接、内閣総理大臣、長野県知事からの祝状、そして町からの記念品を贈呈する事が出来ました。人生百年時代を象徴する慶事でありました。
町民の皆様全員からお支えいただき町政を遂行させていただいている事に心からの感謝を改めて申し上げ新年の挨拶とさせていただきます。

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