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国民健康保険だより ~国民健康保険制度について~

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長野県木祖村

■はじめに
皆様は平成30年4月から国民健康保険制度が変わったのをご存じでしょうか。
当時国保に加入している方への影響はほとんどなかったため具体的に何が変わったのかわからない人も多いのではないでしょうか。今回はそんな国民健康保険制度についてお話ししていきたいと思います。

■何が変わったの?
各市町村が財政運営を行っていたものが、県が財政運営の責任主体として運営しています。制度が変わる前は、村は国保加入者からの保険料(税)で医療費を支払っていましたが、制度が変わった後は、保険料(税)は県へ納めることとなり、医療費は県が各市町村から集めたお金から支払うようになっています。
制度が変わってからは、図左のような各市町村の財布ではなく、より大きな県の財布で管理することで安定した運営ができるようになっています。
※詳しくは本紙をご覧ください。

■どうして制度が変わったの?
国保の構造的な問題が影響しています。国保は退職した方が多く加入していて年齢が高く、高齢な人ほど医療費も高いこと、社会保険に加入する条件を満たさない所得の方が多いこと、市町村によっては被保険者数が少なく一人の高額な医療費の影響を受けやすいことがあります。将来、各市町村での運営が厳しい状況になってくることを予測し、県単位での運営に変わりました。

■制度が変わったことによる影響は?

■おわりに
制度が変わったことにより、国保の運営が安定的に行えるようになり、国保加入者の負担も軽減してくれることがわかりました。しかし、実際のところ木祖村はここ数年の医療費が高いため県へ納める金額が多く、現在の税率では厳しい状況となっています。そのため令和6年度は税率を変更させていただきましたので下記をご覧ください。
最後になりましたが、県は将来的に県内のどこの市町村でも、同じ所得、同じ構成の世帯は同じ保険料(税)となることを目指しています。予定では令和9年度に二次医療圏(木曽郡)の医療費水準が統一され、医療費の負担を二次医療圏単位で支えあう形となります。令和10年度以降についてはまだわからないため、わかり次第皆様にお伝えしたいと思います。

■お知らせ
今年度の税率は、長野県から示された保険税率を参考に、国保運営協議会で協議した結果、以下の通り改定することとなりました。ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。

◇村の国保税率の推移
表(1)医療分

表(2)後期高齢者支援分

表(3)介護分

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