文字サイズ
自治体の皆さまへ

『とうみの公共交通』 第2弾 ~誰もが利用しやすい持続可能な公共交通を目指して~

2/49

長野県東御市

東御市地域公共交通計画の施策の内容について

持続可能な公共交通環境を構築するための計画目標や施策等を、全4回にわたり“シリーズ『とうみの公共交通』”として特集しています。今回は、第2弾として施策の内容を紹介します。

◆具体的施策について
東御市地域公共交通計画は、次の理念と3つの基本方針に取り組んでいきます。

・基本理念
豊かでしあわせな市民生活を支える持続可能な公共交通環境の実現

・基本方針1
誰もが安心して使いやすい移動手段としての公共交通の構築
・基本方針2
地域交流を促進し、地域に活力を与える公共交通の構築
・基本方針3
多様な連携により将来にわたって持続可能な公共交通の構築

この3つの基本方針に基づいた目標の達成に向けて、令和5年度~令和14年度までの10年間で、次の9つの施策を実施します。

◆基本方針1 誰もが安心して使いやすい移動手段としての公共交通の構築
目標:自治体間を連絡する「幹線交通」の維持
施策(1):鉄道路線・高速バスの維持・強化に向けた利用促進策の検討
都市間・地域間移動を担う鉄道路線網および高速バス網について、市内の根幹的な路線として位置づけ、維持・確保に努めます。
事業主体:交通事業者・市
事業検討時期:継続実施

目標:定時定路線バスの利便性向上
施策(2):定時定路線バスの運行経路および時間帯の見直し検討
定時定路線バスは、人口動向や利用意向、需要を考慮し、運行経路および運行時間帯の見直し検討を行い、運行の最適化を図ります。
事業主体:交通事業者・市
事業検討時期:令和5年度(利用実態により随時見直しができるようになりました)

目標:デマンド交通「とうみレッツ号」の利便性向上
施策(3):デマンド交通の効率化に向けたシステム導入の検討
デマンド交通「とうみレッツ号」は、利用者に寄り添った運行を行うため、利用意向や需要を考慮し、先端技術の導入を推進し利便性の向上に努めます。
事業主体:交通事業者・市
事業検討時期:令和5年度

◆基本方針2 地域交流を促進し、地域に活力を与える公共交通の構築
目標:中心拠点の公共交通利便性向上によるにぎわいの創出
施策(4):MaaS※等による地域サービスとの連携検討
湯の丸高原や海野宿等の観光振興、田中駅周辺地区の「中心市街地のにぎわいの創出」に向けた取り組みが進められており、地域観光や商業と連携した公共交通サービスのあり方を検討します。
事業主体:商店街・市
事業検討時期:継続実施

目標:交通拠点の乗継利便性の向上
施策(5):交通機関相互の乗り換え環境の改善
自転車やバス、自動車等から鉄道への乗り換えなど、交通機関相互の乗り換えに利用者がストレスを感じることのない環境を整備します。
事業主体:交通事業者・市
事業検討時期:随時実施(鉄道等の時刻表改正等による)

目標:公共交通を補完する移動サービスの創出
施策(6):来訪者が使ってみたくなる移動手段の提供
市内の観光地を結ぶ観光二次交通として、現行のタクシー運行をはじめ、公共交通サービスの一環として、レンタサイクル等の新たな交通手段を提供することで、移動の楽しみを提供します。
事業主体:交通事業者・市
事業検討時期:継続実施

※「Mobility as a Service」の略。従来の交通手段・サービスに、自動運転やAIなどのさまざまなテクノロジーを掛け合わせた、次世代の交通サービス

◆基本方針3 多様な連携により将来にわたって持続可能な公共交通の構築
目標:みんなで支える利用促進策の展開
施策(7):管理体制の確立と情報発信の展開
公共交通に関する情報をわかりやすく、積極的に案内・提供しながら、公共交通の利用を促進し、その取り組みを長く続けていけるよう、多様な関係者と連携した仕組みを構築します。
事業主体:交通事業者・市
事業検討時期:継続実施

目標:環境負荷の低減に資する公共交通の実現
施策(8):環境にやさしい持続可能な交通政策の検討
本市における公共交通利用の推進や低公害車の導入等環境面に配慮した交通施策の取り組みを検討します。
事業主体:交通事業者・市
事業検討時期:随時実施(車両の更新や環境に関わる他関連政策等による)

目標:市街地から離れているエリアに対する移動の創出
施策(9):地域協働による移動サービス導入の検討
既存の交通だけでは対応できない市街地から離れているエリアに対して、日常の生活を支えられる交通手段を提供するため、地域協働による地域内の交通確保の制度・仕組みを検討します。
事業主体:地域住民・市
事業検討時期:随時実施(地域づくりや高齢者の移動サービス等の動向による)

基本方針ごとに目標値を設定し、その基本方針の達成状況や施策の効果を把握・検証していきます。詳細は、市ホームページに掲載しておりますので、ご覧ください。
次号は、本年度に取り組む「定時定路線バスの利便性向上に向けた運行経路および時間帯の見直しについて」の内容を掲載します。

問合せ:商工観光課 商工労政係
【電話】64-5895

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU