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令和5年度 上下水道課関係予算 持続可能な経営を目指して

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長野県白馬村

■営業収入の確保
今後は全国的に人口減少が予測されており、技術の進歩による節水機器の普及と節水意識の向上、また白馬村に至ってはスキー観光客の減少など、水需要の減少は上下水道事業にとって喫緊の課題となっています。あわせて今後さらに進行する施設の老朽化に備えて、効率的、効果的な事業運営が必要となっています。

◇水道事業
・収益的
収入 3億1,484万円(対前年比1.6%)
支出 2億8,940万円(対前年比8.5%)
・資本的
収入 1億991万円(対前年比125.0%)
支出 2億9,858万円(対前年比101.5%)

◇下水道事業
・収益的
収入 4億7,510万円(対前年比▲0.7%)
支出 4億5,970万円(対前年比▲3.9%)
・資本的
収入 4億1,710万円(対前年比15.1%)
支出 5億50万円(対前年比5.2%)

◇農業集落排水事業
歳入歳出予算額 563万円(対前年比43.2%)

■注視が必要
◇電気料金の推移
(単位:千円)

不安定な世界情勢から原油価格が高騰していることは言うまでもなく、令和4年度においても2度にわたり予算の増額補正を行っているところです。令和5年度予算は12月時点で算定しており、現時点において値下げの要素が無いことから、引き続き事業経営を圧迫する状況にあります。

■利益剰余金を増額へ
「当年度純利益」は公共的必要余剰であり、「利益剰余金」は将来の施設更新の財源として大変重要であります。現在、水道事業は約6億2千万円、下水道事業は約4千万円。持続可能な事業運営を行うため、経営の健全化に努めます。

■安全・安心・安定供給を
令和5年度の水道事業は、配水管の老朽化に起因する漏水事故を予防するため、布設替え工事を前年度の2倍の6箇所で施工する予定にしています。また、管渠の布設当時の施工状況を勘案した漏水調査も実施します。
その他、白馬駅前の無電柱化に伴う工事として事業費1880万円を計上。施工箇所は駅前交差点から南146mと八十二銀行から西に148mの合計294mになります。主な予算額は次のとおり。

◇収入(※カッコは対前年比)
・水道使用料 2億6625万円(217万円増)
・有価証券利息 350万円(新規)
・工事負担金(県補償金ほか) 660万円(337万円増)
・企業債1億0310万円 (5990万円増)

◇支出
・漏水調査業務115万円(新規)
・修繕費(白馬町水管橋ほか) 744万円(128万円減)
・建設改良費工事請負費 1億3010万円(7312万円増)
・ステンレス製給水タンク 231万円(新規)
・有価証券購入費 1億0000万円(新規)
・企業債償還元金 4916万円(991万円減)
・支払利息 352万円(158万円減)

■施設更新・耐震改修へ
浄化センターの運転状況や老朽化の調査を行い、今後の改築方法や実施時期、概算費用の検討を行います。また、施設全体の耐震化を図るため、水処理施設の耐震診断を実施します。主な予算額は次のとおり。

◇収入(※カッコは対前年比)
・下水道使用料 1億7814万円(40万円増)
・一般会計補助金 3億3550万円(400万円減)
・国庫補助金 3550万円(2193万円増)
・企業債 1億2000万円(1000万円増)

◇支出
・浄化センター更新計画策定 1300万円(1415万円減)
・地震対策(耐震診断) 2300万円(新規)
・し尿等投入施設整備基本設計業務 3500万円(新規)
・企業債償還元金 4億0005万円(3065万円減)
・支払利息 3517万円(809万円減)

農業集落排水事業特別会計は、野平地区における汚水処理に係る経費となります。国の通達により、来年度から公営企業会計への移行が必要となっており、今年度移行事務を実施してまいります。

お問合せ:白馬村役場 上下水道課
【電話】0261-85-0714

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