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第10回 白馬村の農林業(農政課集落支援員)

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長野県白馬村

白馬村は、今でこそ観光地として、国内外のお客様をお迎えしていますが、元来は農業生産を中心とする農村でした。行政区(自治会)は30区ありますが、規模にかかわらず、人口減少に伴い、区の担い手が不足してきており、各区とも普請等の環境整備が以前より難しくなったという意見を聞きます。このため、行政による人的支援を集落支援員が担っています。
集落支援員は、地域の実情に詳しく集落対策を推進する人材を村長が委嘱する制度で、国から特別交付税により人件費等の必要経費が手当されます。当村は平成29年6月に2名委嘱し、令和5年4月1日現在、役場全体で5名の集落支援員のうち、2名が農政課に配属されています。地域おこし協力隊との違いは、地域内人材の活用か地域外人材の活用になりますが、共通する役割は地域課題の解決となります。
農政課集落支援員は、地区の普請等では対応しきれない、農道や農業用水路、集落付近の山林等の草刈りや支障木撤去のほか、ナラ枯れ処理、有害鳥獣追払い、電気柵設置、緩衝帯整備(雑木林、耕作放棄地等を見通し良くし、有害鳥獣が人里に近づきにくい環境を造ること)等の活動をしています。
活動に際し、安全管理の面から労働安全衛生法に基づくチェーンソー作業従事者特別教育、刈払機取扱作業者特別教育の受講、狩猟免許を取得し、業務に従事しています。

■集落支援員・地域おこし協力隊の違い

毎月の活動報告は、白馬村行政公式ホームページに掲載しております。
https://www.vill.hakuba.lg.jp/gyosei/soshikikarasagasu/somuka/kikakuchoseigakari/19/syuraku/index.html
農政課集落支援員を活用したい場合は、各区長を通じ連絡お願いします。

■全国の集落支援員設置状況(総務省ホームページより)

お問合せ:白馬村役場 農政課
【電話】0261-85-0766

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