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第11回 白馬村の農林業(特産品)

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長野県白馬村

特産品とは、特定の地域で生産されたり、収穫される物品のことで、その地域を代表し、その土地の気候風土を生かした物品のこととされています。白馬村の特産品の一部を紹介します。

■青鬼地区の紫米
紫米の生産は、白馬高等学校の教諭からの勧めにより、特産品開発の取組みとして試験的に栽培したことから始まります。
一般の米と交じることが懸念されたため、山懐に抱かれた環境である青鬼地区の協力により、平成3年度から紫米の生産が開始され、白馬村振興公社が全量買い上げ、商品名「紫舞」として販売しています。
種類は「南京香稲」(なんきんこうとう)と「朝紫」(あさむらさき)があります。南京香稲は、長粒米で成熟すると脱粒するもち米です。刈取り時期が非常に難しく、稲も背が高く茎や葉も黒くなり、ちょっとした風でも倒れやすく希少価値の高い品種です。昔からの原種米でモチモチ感があり、香りが強いです。朝紫は脱粒しないよう改良された品種で、形も普通のお米とほぼ同じ形状をしています。

■白馬の食用(フルーツ)ほおずき
平成25年から、村内女性グループが中心となり、新しい特産品の誕生を目指し、生産が始まりました。現在は、2団体が三日市場地区と大出地区で生産しています。
種類は、「オレンジチェリー」と「太陽の子」があります。オレンジチェリーは、大ぶりでジューシーさが特徴です。酸味と甘みのバランスが非常に良く、名前のような爽やかな香りがします。太陽の子は、糖度が高く、オレンジチェリーに比べると小さくて色は青っぽく、コクのある甘みが特徴です。

■白馬のブルーベリー
大北地域のブルーベリー栽培・観光農園の先駆けとして、昭和59年に飯森地域基盤整備の農地活用方策として白馬ブルーベリー園が開園しました。約40年の歴史があり、白馬の特産品の元祖と言えます。開業当初は、地域団体により、運営されていました。現在は、村内農業法人が運営を引継ぎ、多くのお客様で賑わっています。
「有機JAS認証」を取得した、約1haの農園で9品種(約2,500本)が栽培されています。
有機JASマークは、太陽と雲と植物をイメージしています。農薬や化学肥料などに頼らないことを基本とし、自然界の力で生産された食品を表しています。

■白馬の黒豆
白馬に新たな特産品をとの生産者の思いから、令和3年から白馬町地区で作付けが開始されました。白馬高校生や白馬北小学校の「大豆プロジェクト」により、種まきや収穫体験が開催されています。

■日本酒 白馬八方 黒菱
八方尾根観光協会の日本酒造りプロジェクトとして、平成29年から始まりました。長野県が新たに開発した酒米「山恵錦(さんけいにしき)」を野平地区の棚田で栽培しています。

お問合せ:白馬村役場 農政課
【電話】0261-85-0766

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