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市長のいきいき通信

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長野県須坂市

■渋沢栄一と本多静六と地域づくり
新1万円札の肖像となる渋沢栄一は、「日本資本主義の父」と称されていますが、「私より公」を第一とする信念を持ち、医療、福祉、教育、国際交流など幅広く社会貢献しました。須坂市との関係では、私立須坂商業学校(現須坂創成高校)の経営顧問にも名を連ねていました。一方、「日本の公園の父」と言われる本多静六は、明治神宮の森、日比谷公園をはじめ多くの公園設計に携わり、臥竜公園もその一つです。
渋沢と本多には、次のエピソードがあります。
本多は、埼玉県の苦学生のために東京に寄宿舎やそれを運営する育英会を創設したいと、渋沢の自宅を訪問しました。その際に、渋沢は「主になってやる人がまず自分で金を出し、その後に人に働きかけるものだ」と言いました。これに対して、本多は直ちに、自分の年収の3分の1の現金を渋沢に差し出しました。渋沢は、本多の誠意を感じ支援するようになりました。
渋沢は、「自分一人の力で立つるは、難事でない。しかしそれでは渋沢一人の私有物となってしまう、私はこの会を埼玉県人全体の精神の籠(こも)ったものとしたい」と述べています。須坂市内の各種事業も大勢が自発的に関与していた方が、愛着が湧き、コミュニティが強くなり、長続きします。

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