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自治体の皆さまへ

みてみてすざかしどうぶつえん(36)

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長野県須坂市

■冬毛から夏毛へ
春から初夏にかけては、ほとんどの動物が冬毛から夏毛に生え変わる換毛期です。冬の寒さから身を守っていたふわふわの柔らかい毛が抜け、少し硬めで毛足の短い毛に生え変わります。また、毛の密度も粗くなり、通気性がよくなります。

■本当に同じタヌキ?換毛で印象が変わる
換毛により毛の量や長さが変わると、見た目も変わります。特にタヌキは、夏毛と冬毛で見た目が大きく異なります。
多くの方がイメージするタヌキは、もこもこしていて、丸っこいタヌキだと思いますが、これは冬毛のタヌキです。一方、夏毛のタヌキは、毛が短く体全体が細く見えます。顔周りの毛も少なくなり、顔の輪郭もすっきりするので、イメージするタヌキとは全く違うように感じるかもしれません。
当園で暮らすホンドタヌキの「ふき」と「さと」も例外ではなく、換毛だけで見た目が大きく変わります。同じ個体でも印象がだいぶ変わるので、本当に同じ個体か疑うほどです。
「ふき」と「さと」は冬毛の頃は見分けやすいのですが、夏毛になると見分けにくくなります。
タヌキたちは現在、換毛期の真っ只中です。冬毛が抜けている途中なので、体に綿のような冬毛をぶら下げています。少しみすぼらしい格好ですが、7月ごろには完全に夏毛に生え変わります。
夏毛の期間は大体7~9月で、9月下旬ごろになると今度は冬毛が生えてきます。10月下旬ごろになれば、イメージ通りの、もこもこの冬毛のタヌキになります。
この時期ならではの換毛期の姿や、イメージとは違う夏毛のタヌキを、ぜひ動物園で観察してみてください。

◆イベント情報
○オウム・インコデー
日時:6月15日(木)、17日(土)、18日(日)
※06(オウム)15(インコ)の語呂合わせです。
○お父さんありがとうデー
日時:6月17日(土)、18日(日)
※2日間とも「お父さん」の入園料が無料です。

問合せ:臥竜公園管理事務所
【電話】026-245-1770

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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