■「つどう」「まなぶ」「むすぶ・ひろがる」
柳原地区 青木 修
▽集いからの拡がり
私の勤務先では、「交流のなかで人権についてあらためて考えてみせんか」と呼びかけて、交流講座(文化・スポーツ・レク・ものづくり等)を開催しています。この講座には、地域のあちこちから、自分の興味関心に基づいて気軽に住民が集い、学び・体験に一緒に取り組む中で、住民同士の交流・理解の輪を広げる一助になればという願いがあります。
参加された方々の様子から多くのことを感じました。「スポーツ吹矢」講座の参加者は、講座の体験を進める中で、もっと続けたいということで参加者同士グループをつくり、独自の活動を立ち上げました。集いからの拡がりを感じさせていただきました。また、ボッチャ講座の参加者からは、「この講座に出て体を動かすことが最近の楽しみ」「このスポーツが地域でも気軽にできる場(施設・仲間)があるといい」「誰でもできるので、地域で広めたいな」と、こういった機会や場の大切さについて教えていただきました。
▽あらたなつながり
別の講座では、他県から飯山に入られた方から、「前住んでいたところでこの体操を参加体験していたけれど、こちらへ越してからはそういう機会も場もないものと思って過ごしたが、この講座をみつけ数年ぶりにまた体験することができた。仲間と一緒に続けるのは糧になります」「引っ越してから、この地の郷土料理に興味があり、近所の方からも教えていただいたりしていた。教えていただける機会があるうちに学び、地域を知りたいと思っていた」といったあらたなつながりや地域への思いを感じさせていただきました。
「つどう」「まなぶ」「むすぶ・ひろがる」。このような住民の方々の思いをいただきながら、来年はどんな講座・交流ができるかなと楽しみにしながら、企画を練っているところです。
▽筆者紹介
青木さんは、いいやま人権福祉センターで地域住民交流講座などの企画を担当しています。また、南条の集落館長であり、柳原地区集落館長会副会長を務めています。
(柳原公民館)
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