市議会だより No.108 ～3月定例会 一般質問(1)～

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3月3日～7日の3日間にわたり、14名の議員から市政に対する一般質問が行われました。(掲載は次ページからになります。掲載の順番は質問順です。)
掲載内容は、一般質問および答弁内容の一部を抜粋し、各議員が作成した原稿をもとに編集委員会において確認し編集しております。
なお、正副議長につきましては、任期中は申し合わせにより一般質問は行わないこととしております。

■水道の漏水減免と駅前ホテルの検証について
山崎武雄議員

問：冬期間の漏水に係る減免の件数と、漏水量の上限規定を設けるべきと考えるが。
答：過去3年間で漏水減免を受けた件数は291件。近隣市町村では漏水量の上限を定めて減免しているところもあるため今後調査研究していく。

問：駅前ホテルに係る第三者検証委員会設置の理由についてお尋ねする。
答：駅前市有地宿泊施設促進事業に係る事務執行が法令などにのっとり適正に行われていたのかを客観的かつ公平に検証していただくため。

問：3月中に予定される懇談会の主な検証点についてお尋ねする。
答：第1点に、プロポーザル募集要項では、補助金交付の用意があることが示されていない。第2点目に、応募者の資格として宿泊施設等の運営者となる者が誓約書で担保されているとすれば、その点について問題はないか。第3点目に、7階建てあるいは8階建ての建物を作ることが景観計画や地区計画に照らして問題はないか。

■5年度予算案とコロナウイルス感染症対策
上松永林議員

▽予算案
問：市長公約重点政策推進の「スポーツ・文化・芸術・歴史・伝統を活かした飯山市づくり」とはどのような飯山市なのか。
答：行政だけでなく関係者、事業者、地域の皆さまと共に考えていく飯山市づくり。

問：「産業振興、事業者支援」の具体的な事業を尋ねます。
答：中小企業振興条例を5年度中に制定予定。条例に基づき振興、・支援策を検討する。

問：経済の低迷は生産年齢人口減少が原因。若者の雇用を増やす政策と、経済の機関車となる業種を育成することと思うが、考えを聞きたい。
答：農業と観光が基盤産業。関係団体と考えていきたい。

問：経済振興を模索する経済再生会議を立上げてはどうか。
答：今後研究してまいりたい。

▽コロナウイルス
問：事業者支援は十分か。
答：コロナを直接の原因とする倒産廃業の事例は無かった。

問：売上増・成長への経済施策が求められていると思うが。
答：関係団体・事業者と共に考えてまいりたい。

■市内死者数の増加、有機食材給食、脱炭素
松本淳一議員

問：ワクチン3回目が始まった最近2年間の市内の死者が増加していて心配だが、どう考えるか。
答：全国の傾向と同じで増加している。

問：ワクチン接種救済制度の利用はあったか、制度申請の費用の補助はできないか。
答：一例申請があった。申請費用補助は考えていない。

問：学校給食の食材を有機無農薬にできないか。
答：有機の認証条件は厳しい、各学校は地元の協力を得て減農薬、減肥料の食材を使用しているが通年は難しい。

問：食材の有機化では市との契約栽培、全量買い付けが考えられるが、今後の給食会計について聞きたい。
答：国の勧めもあり、市の予算に組み込む公会計化の研究を開始している。

問：脱炭素では建物の断熱が重要だが、新統合小学校は地域の見本となる最先端の取り組みになっているか。
答：国の最新基準の最も良いランクとなる設計になっている。

■観光振興と長峰運動公園
高橋達幸議員

問：観光振興において、広域9市町村長さん方との融和をしっかりとっていくことが大切と思われるが、過日、隣接する村長選において現職候補でなく、次点で落選した候補の応援に行かれ応援演説までされている。市内外からのいろいろな意見が聞こえてくるが、何故そういう行動をしたのか。
答：市長としてではなく、一市民友人として応援に行った。それぞれの方がどう理解するかはご自由だと思う。政治活動は国民に認められた権利。

問：長峰多目的運動公園において、プールの改修・芝生の管理・花の植栽等、景観的に手を加え管理を徹底し、観光名所にすべきと思うが。
答：多目的公園の良さを生かして景観に配慮し、市内外からより多くの方が訪れる多目的公園にしていきたい。

問：クリーンな飯山市を目指し、市施設のトイレをウォシュレット付きにすべきと思うが。
答：観光PRとしてクリーンなイメージは大切。財源の確保を含め総合的に検討したい。

※「高橋」の「高」は環境依存文字のため置き換えています。正式表記は本紙またはPDF版をご覧ください。

■市民の安心安全について
吉越利明議員

問：来年度における有害鳥獣対策事業での新たな取組は。
答：電気柵において一定の個人が行う事業に補助対象になるよう拡充を予定している。また鳥獣の目撃や出没状況をスマホのアプリを活用しタイムリーにお知らせできるよう関連事業費を予算計上した。

問：消防団員処遇改善は大変評価する。今後の効果と展望は。
答：処遇改善計画により低額であった報酬等の見直しにより団員確保が期待できると考えるほか、消防団は地域のボランティアの代表として日々活動いただいており計画策定を契機に改めて地域の方々に認識いただき、いつの時代も団員確保がされ続けることを望む。

▽駅前ホテルについて
問：駅前ホテル開業の効果は。
答：信越自然郷の中心地であり観光等でのお客様増加に伴う消費拡大による地域の観光業や飲食業、小売業などの経済波及効果が見込まれ、施設内の健康増進施設により市民の健康増進と憩いの場づくりに寄与される効果として期待する。

問い合わせ：飯山市議会
【電話】0269-67-0748(直通)【FAX】0269-62-0005