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自治体の皆さまへ

市議会だより No.108 ~3月定例会 一般質問(2)~

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長野県飯山市

■学校給食無償化・地域医療・ジェンダー平等
荻原章一議員

問:学校給食無償化を歓迎する声が多い。重い教育費負担の軽減こそ子育て支援の柱。国政が不十分な中で住民の利益を守るため、地方自治体の役割をしっかり果たそうとする姿勢を評価する。新年度の予算措置は。
答:段階的な実施として、学校給食費負担軽減事業に4割の補助、約3000万円余を計上した。

問:地域医療の中核である飯山赤十字病院の医療体制充実への課題と支援方針は。
答:救急医療等に係る補助金や医師奨学生の募集などの支援を継続してきた。医療提供体制では、診療科の減少や医師確保が大きな課題。救急外来は当地域にとって命綱。地域全体で支援の必要がある。

問:ジェンダー平等は誰もが自分らしく尊厳を持って生きることができる社会を目指すもの。特に遅れているのは政治分野。市の取組は。
答:社会形成に重要な男女平等の原点に立ち男女が互いに尊重し合う飯山市を目指す。審議会の女性委員を追加した。

■駅前ホテルと国からの職員受け入れについて
佐藤正夫議員

問:駅前ホテルの検証のため、条例により検証委員会を立ち上げると議案上程しながら、議案審査に入る前に懇談会形式で委員会を開催するのは如何なものか。
答:条例が認められたら検証委員会に移行する予定です。

問:市長公約と言うが選挙チラシ・選挙広報・市報11月号12月号にも一行も無い。公約と言えるのか。発言内容も日ごとに違ってきている。
答:告示日前日に支持者集会で申し上げた。法廷ビラは出来上がっていたので間に合わなかった。市報未掲載は私が見て了承した。したがって私のミスであり申し訳ない。

問:ホテル事業は協定通り進めながら、並行して時間をかけて検証すればよいと思うが。
答:ホテル事業について、その考えは受け入れられない。

問:国には条件不利地域の小規模市町村に地方応援隊として職員を派遣する制度があるが、市は応募する気はあるか。
答:当市も条件に当てはまるので農水省の職員派遣に応募する準備を進めている。

■伝統産業の支援、副市長情報発信、治水対策
村松正勝議員

問:伝統産業を次世代に繋ぐため学びや体験の機会を設けてはどうか。
答:ふるさと学習に関わる小中連携教育の地域教材冊子も作成中。地域の価値ある題材をできる限り年代問わず学べるよう考えて行きたい。

問:副市長の情報発信の方法はどのようなことを考えているのか。
答:現時点ではSNS・iネット・人を通した情報発信を考えている。観光に関わる事も積極的に発信。市報掲載の情報を抜粋して伝えるコーナーをiネットに作りたい。

問:飯山市の治水対策についての考え方は。
答:千曲川の治水対策は一番重要。引き続き国県へ要望していくとともに事業スケジュールを確認し市民に示し、取組を推進する。

問:避難所の高齢者や女性の受入体制は万全か。
答:令和元年東日本台風を教訓に、人員確保や施設改修を除いて改善してきている。女性だけの避難所は現時点の人員・施設体制では難しい。

■不登校、空き家問題について
西澤一彦議員

問:12月議会で不登校問題について質問したが、学校と異なる居場所、指導支援の人材、予算も確保され、一歩前進していた。引き続きお願いしたいが、また私は試練の嵐にあっても悠々と乗り越える人間力、自己肯定感が非常に重要と考えるが見解を伺う。
答:子どもへの本当の愛情とは何かを考え、過度に大事にではなく集団生活の中で自己肯定感を持つことで、自立して生き抜く力が養われると考える。

問:移住者にとり空き家は魅力的な選択肢の一つだが、昨年の大雪で一夜にして特定空家になった家もあった。多額の解体費用も発生する。どうしても先延ばしがちな空き家になる前から家族でしっかり話し合うことの大切さの周知が大切と考えるが。
答:広報等で親族間の話し合いの重要性をさらに周知し、自治会等各種関係団体、建築・不動産関係の専門家と連携し相談体制の充実を図っていく。

■観光局の人事について
高橋春三議員

問:市から観光局への派遣職員は何名でしょうか。
答:職員研修派遣協定を締結して派遣している職員は、事務局長、道の駅統括マネージャー、森の家の地域おこし協力隊員の3名。信州いいやま観光局の定款等に基づき、副市長が理事長、経済部長が理事として選任されています。

問:補助金を受ける人と、出す人、それを評価する人が同じ人です。これでは市と観光局の関係に、いわゆる、三権分立なる関係が成立していません。結果、緊張感がなくなり、ひいては市税の無駄遣いに繋がるのではないでしょうか。権限の分立の考え方に即しての答弁をお願いします。
答:観光局の理事者や事務執行者が、市管理職員として重複している点については、民法で規定する双方代理に基づき、地方公共団体飯山市の長である市長に対し、相手方の法人信州いいやま観光局の長には副市長に着任いただいている事で、権限の考え方を整理しております。

※「高橋」の「高」は環境依存文字のため置き換えています。正式表記は本紙またはPDF版をご覧ください。

問い合わせ:飯山市議会
【電話】0269-67-0748(直通)【FAX】0269-62-0005

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