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自治体の皆さまへ

農業委員会だより No.262

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長野県飯山市

シリーズ(2)
■行こう!道の駅「花の駅 千曲川」
飯山市の観光名所の一つである道の駅「花の駅千曲川」。ゆっくりと過ごせるカフェでは、飯山を“食”で楽しめるように、地元の素材を使用したオリジナルメニューを提供。今回は「Café里わ」を紹介していただきました。

地産地消・手仕込みのレストラン「Café里わ」ご存知ですか?
道の駅「花の駅千曲川」にある「Café里わ」は、今年でオープン11年目を迎える人気のレストランです。

昨年の大規模改修により、店内色調を明るくして窓も大きくとり、千曲川対岸の高社山や菜の花公園などがワイドに望めるカウンター席を10席設けました。また、店内の家具や食器は飯山市出身の家具作家松木啓直さんの作品です。さまざまな種類の木を使ったイスやテーブルでお食事をお楽しみいただくことができます。
素材も飯山産、長野県産にこだわっています。お米はもちろん「飯山産コシヒカリ」です。新鮮な野菜やキノコ類は、隣の農産物直売所「千曲川」から仕入れており、また菜の花みゆき卵、北信州みゆきポーク、信州福味鶏なども使用しています。
一番人気の「里わカレー」は、シェフ自ら調合したピリッとしたスパイシーなカレーで、飯山自慢のコシヒカリ、ゴロゴロ野菜とマッチして大盛必至の一品です‼
「里わカレー」以外のメニューも地域のとれたて新鮮な食材を店内手仕込みしています。月替わり、週替わりのランチメニューもご用意してお客さまをお待ちしております。

さらに、食事のほかにスイーツにも力を入れており、飯山市内のお菓子屋さんの人気商品を取り揃えております。また、名物スノーキャロットソフトクリームを代表とするソフトクリームは、今年のゴールデンウィークに1日1200本も売れた大人気商品です。コーヒーも「Café里わ」こだわりのオリジナルブレンドの豆を使用するなど、食事以外でも飯山を楽しんでいただくことができます。

営業時間は午前7時30分から午後5時までとなっており、飯山で珍しく朝食が食べられるレストランです。「朝カレー」や菜の花みゆき卵を使用した「たまごかけご飯」が食べられますので、ぜひ市内の皆さんも地産地消・手仕込みのレストラン「Café里わ」をご利用ください。

信州いいやま観光局 道の駅統括マネージャー
松川億吉(むねよし)

■飯山市農業委員会 研修視察報告
廣瀬公一・高橋政宏・清水勝

残暑が厳しい8月24日、農業委員会は市内3カ所の研修視察を行いました。

▽(有)柏尾精米 ~ジュース用トマト収穫作業~
最初に瑞穂地区柏尾で、(有)柏尾精米のジュース用トマトの収穫作業を見学しました。強い日差しの下、畑では10名ほどの従業員が作業をしていました。昔のように一つずつ手で収穫するのではなく、専用の収穫機で一度に茎ごと刈り取ります。収穫したトマトは、後ろから付いていく運搬車のコンテナに入れていくというやり方です。コンテナから落ちたり畑に残ったトマトは、後ろから従業員の方が拾っていました。コンテナは250キログラム入る大きなものなので、運搬にはフォークリフトを使用していました。
炎天下で行われる農作業も機械化することで、従業員の負担を軽減できるのだと感じました。

▽梨元農園(代表 梨元茂さん) ~花き栽培~
梨元農園では、四季折々の花を30~40品目生産・販売をされています。今回は、柏尾峯で栽培されているスズランやローズヒップ・ワレモコウ・ナルコランを視察させいただきました。スズランは1月下旬から5月末ごろまで出荷されます。11月ごろスズランの掘り起こし作業を行い、苗分けをした後2カ月間冷蔵庫での保存を経て、市場にスズランが出回ります。
スズランはセンチュウという害虫に弱いため、その対策としてネマヘラソウ(スーダングラス)の栽培を行っています。スズランにとても良い作用があるネマヘラソウは、種苗会社の研究では土壌の改善にも良い効果があるとの事で、今後遊休農地で利用出来ないかと考えているそうです。
以前は一年中出荷されている周年花材が主流であったようですが、現在では季節を彩る季節花材の取り扱いが増えているようです。四季がはっきりしている飯山を彩る花々に注目したいと思います。

▽奥信濃農園(代表 大日方隆行さん) ~枝豆出荷調整作業~
最後は、常盤地区で約15ヘクタールの大規模畑作経営による「枝豆栽培」に取り組まれている奥信濃農園を訪ねました。
枝豆は鮮度と味が命で、予冷温度・酸素濃度・湿度を適正管理することで味が変わります。現在6品種ほどの枝豆を作付けしており、7月から9月中旬まで一日平均2.5トンを収穫。天気を読みながら多い時には4トンほど収穫するそうです。大手スーパーを始めとするバイヤーとの契約栽培を行っており、日量の出荷契約数が決められているため、多めに収穫をし、予冷施設に保存して欠品の無いように調整をしているとのことです。
大規模経営を行うには機械化が必要不可欠であり、機械に任せるところは機械に任せ、消費者へ届く最後の選別作業は人の手、目視により行っていました。
奥信濃農園の枝豆は、「やんちゃ豆」として日本各地に出荷されています。

■あしあと 7・8月の活動記録
7月
・10日 農業委員会役員会
・26日 7月農業委員会総会
・26日 情報委員会
8月
・9日 農業委員会役員会
・21日 北信五市農業委員会研修会
・23日 北信州農村女性のつどい
・24日 管内視察研修
・28日 8月農業委員会総会

問合せ:飯山市農業委員会
【電話】0269-67-0729(直通)【FAX】0269-62-6221(2階代表)

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