文字サイズ
自治体の皆さまへ

市議会だより No.113(2)

38/50

長野県飯山市

【常任委員会議案審査】
委員からの主な質問および意見と市からの説明について抜粋して掲載します。

■予算決算常任委員会
▽議案第106号
令和5年度飯山市一般会計補正予算(第6号)
先議議案「高齢者冬期共同住宅事業」

◎保健福祉課
問:郵送料が18万円と高額であるが。
答:対象者約1500世帯あてに送る通知の郵送料である。

問:今回考えている建物では共同住宅と言えないと思うが、場所の選定はどのようにしたのか。
答:アンケート結果でアパート型を希望される方が多かった点と、既存の施設で改修せずに入居できるグループホーム型の物件がなかったことから、今冬は上倉の教員住宅と桑名川の元教員住宅で極力経費を掛けずに実証試験を行いたい。

問:各部屋で孤立しないか心配だ。職員が定期的に訪問をするとのことだが職員に負担がかるのではないか。
答:職員の訪問は地域包括の業務なので負担にはならない。事前に管外視察した先では、社協やNPO団体等に管理委託をしているところもあり、本格実施をする場合は、そのような形を検討したい。

問:共同住宅の玄関先の除雪対策はどうか。
答:桑名川は車庫に雪かき支援隊の除雪機が置いてあるため出動時に玄関前の除雪をする。上倉はブルドーザーで除雪できないところについては保健福祉課で確認をして対応します。

問:共同住宅入居者への訪問はするとのことだが、自宅で暮らしている人への訪問などはどのようになっているのか。アパート形式ではないものも模索していく必要があるのではないか。これから長期的な視点で考えるなら、実証試験は1年だけでなく、来年度も実証試験をしていい結果を出すことが大事だと思う。横の連携をとり事業にあたってほしい。
答:そのようなことも考えたいが、グループホーム型だと今ある施設では来年の冬に行うことは難しい。それにはそれなりの経費が掛かるため、それらを含めて検討したい。

・附帯意見
今回の実証試験は、大変重要な事業であることから、この冬の実証試験で本格実施に進むのではなく、引き続きしっかり検証を行いほかの要素も取り入れて、来年度も実証試験を行うこと。

▽議案第107号
令和5年度飯山市一般会計補正予算(第7号)

◎スポーツ推進課
問:〔体育施設整備事業〕財源の組み換えだが、スポーツ振興くじは不交付となったということか。
答:2000万円で申請したが申請が多くランクが1つ下がり、8割の1600万円と確定したため今回減額補正とした。

◎道路河川課
問:〔市民交通安全事業〕自転車用ヘルメット購入支援補助金の対象者は。また、ヘルメットの正しい使い方についての指導や啓発は。
答:高校生の着用率が低いため、中学生から高校生までと65歳以上を対象とした。ヘルメットは安全基準を満たしているものを補助対象とし、ヘルメットの正しい使い方や、自転車の乗り方も含め警察の協力を得ながら取り組みたい。

▽議案第112号
令和5年度飯山市介護保険特別会計補正予算(第3号)

◎保健福祉課
問:〔地域自立生活支援事業〕配食サービス委託料1216千円増額の根拠、件数等はどのようか。
答:月あたり50人で考えていたが徐々に増えてきている。年間671件を見込んでいる。

問:配食サービスはどの範囲まで受けられるのか。要介護、要支援など関係するのか。
答:身体の状況は関係なく、市内の65歳以上の方のみの世帯ならば受けられるサービスとなっている。

■総務文教常任委員会
▽議案第118号
飯山市犯罪被害者等支援条例

◎人権政策課
問:パブリックコメントを実施したことで教育関係に係る部分が追加された条例案となったが、他市町村の状況はどうか。
答:教育関係部分については、あるところとないところがあるが、長野県の条例には教育という言葉が入っている。

▽報告第10号
専決処分事項の報告について

◎総務課
問:1年に何回かグレーチングの跳ね上がり事故などの賠償事例がある。人身事故につながることもあるため、道路だけでなく施設管理においても、日ごろから確認するなどそういう気持ちで仕事にあたってもらいたい。
答:市の施設全般に言えるが、各施設を管理する上で、利用者に被害が出ないよう見回りを行うなど周知したい。道路関係はパトロールも実施しているがすべて目が届くわけではない。日ごろから職員も心がけるよう注意していきたい。

【所管事務調査】
常任委員会が自主的に調査する事項です。

■総務文教常任委員会
◎雪かき支援事業
昨年度の実証試験を経て本格実施となった「雪かき支援事業」について、事業の進捗状況や課題について事務調査を行いました。
担当の危機管理防災課から現在の取組状況並びに、事業を進めるにあたり課題などの説明があり、委員から調査事項についての質疑が行われました。
その中で、担当課より今後の人件費の高騰や機械単価の見直しにおいて支援世帯の負担が課題であることや、委員からは市が民間業者に仲介をして作業を進めるにあたり、万が一事故が起こった場合の責任の所在や対応を明確にすることなど意見が出されました。

■産業民生常任委員会
◎水道料金漏水減免の見直し
令和6年1月1日から年齢要件等の廃止と減免要件の追加が施行されるため、「水道料金漏水減免の見直し」についての事務調査を行い、上下水道課から説明を受けました。
質疑では「減免対象は個人のみか、工場等の法人も対象か」といった質問に対して、個人も法人もすべて対象になるとの回答がありました。

●現地視察
◎高齢者冬期共同住宅(上倉住宅)
高齢者冬期共同住宅事業は、12月定例会で先議され、附帯意見を付して全員一致で原案のとおり可決されたことによって、今冬から実証試験が行われます。実際に利用する教員用住宅の部屋について、担当課の説明を受けながら内覧しました。
今冬の実証試験から得られる情報を精査するとともに、本格運用にあたっては、他自治体の先行事例等も参考にしながら、高齢者の方々が冬期間においても安心安全でいきいきと暮らせる住宅となるよう、今後の動向についても注視していきます。

問合せ:飯山市議会
【電話】0269-67-0748(直通)【FAX】0269-62-0005

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU