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マイオピニオン 意見・私見

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長野県飯山市

■ほど良い付き合いの地域づくり
太田公民館長 酒井淳一

▽ほど良い付き合い
本年元日の震災で被災された地域の皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
最近の災害報道でよく耳にすることは、隣近所や集落での「コミュニケーション→ほど良い付き合い(つながり)」が、初期対応からその後の避難・復興にまで重要な要素であるということです。
この「ほど良い付き合い(過度な干渉、押付け、無理強い、威嚇をしない)」が、近年はこの地域でもだいぶ希薄に(無関心に)なっているのかな?と感じています。
自身もその昔(若かりし頃)休日以外は早朝出勤・深夜帰宅の身で、隣近所や集落のことは親に任せきりの状況でした。それでも集落の役回りや村祭りやイベント等に、地域の方々から声がけをいただいて参加しながら何となく馴染み、今のほど良さに繋がっていると感謝しています。

▽いい按配(あんばい)の共存意識
とかく「ムラ意識(社会)」など田舎の悪いイメージで過干渉等が伝えられますが、これはムラ=群れる、群がるであって、この地域も含めた村(地区)の呼称ではないし、無理強いされる等々あってはならないとも思います。
昔の(?)言葉で「いい按配」というのがあります。群れることを強いるわけでなく、個々人が自らの意見を持ち、それが尊重されながらの「いい按配」の共存意識が「ほど良い付き合い」につながるのではないかと感じています。
現在、私は公民館事業に任ぜられて1年が過ぎたところですが、事業の一つ一つを通じて少しでも「ほど良い付き合い」の地域づくりに貢献できることを願っている次第です。
本年も「いい按配」のお声がけを心がけて参りますので、「ほど良い付き合い」のご対応をお願いします。

▽筆者紹介
酒井さんは常に柔和な笑顔でリーダーシップを発揮し、公民館活動でご活躍されています。
とりわけ昨年は、急遽途中で区長に就任することとなり、まさしく二刀流の活躍でした。
公民館行事のランニング教室ではお孫さんも連れて一緒に練習する、優しい、孫思いの館長でもあります。(太田公民館)

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