〔特集〕健やかで幸せな毎日のために〜あなたが主役の健康づくり〜(2)

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■楽しみながら健康に!生き生きと輝く毎日を送る
橋都保さん(70)秀子さん(70)

目標を持ち、健康的に生活する皆さんを応援する高森町の「かきまる健康チャレンジ」。10年前からこのチャレンジに取り組んでいるのが橋都さんご夫妻です。
「始めたきっかけは保健師さんからの紹介。人間ドックの健診結果を知らせに行ったら『こういうチャレンジがあるからやってみたら』って教えてくれて。楽しそうだし、商品券がもらえるなんておトクだなと思って始めたの」と笑顔で語る秀子さん。
健康に関する取り組みで10ポイント貯めると、3000円の活気アップ商品券またはAmazonギフト券と交換できる仕組み。ポイントの貯め方はいくつかありますが、健康(運動)に関する1カ月の目標を立てて実行すれば1ポイントゲットできます。
秀子さんの目標は「ラジオ体操を毎日すること」。実は、五十代の後半頃から「肩が痛くて大変な時期があり、整体に通っていた」という秀子さん。しかし、農業の隙間時間にラジオ体操と健康体操教室通いを続けた結果、痛みがスッキリ解消されたといいます。
「毎日の継続ってやっぱり大切ですね。今は痛いところもないですし、健康診断の数値も問題なし。薬も飲まずに生活できているんですよ」
一方、保さんの目標は「毎日、血圧を測ること」。健康診断の結果を受け、63歳頃から毎日朝・晩に測定するようになりました。60歳で会社を退職してからウォーキングやロードバイクなどに挑戦した時期もありましたが、怪我をきっかけに現在はいったん休止中。
「農業だけでも結構な運動になるから今は特別なことはしていないんだけど、そろそろまたロードバイクを始めようかな」と話します。
お二人の取り組みは普段から行っているものですが、健康チャレンジの用紙に記入することで「張り合いになっている」そう。前回は貯めたポイントでAmazonのギフト券をもらい、ピアノに挑戦したいと考えていた秀子さんのためにロールアップピアノを購入。趣味を広げるきっかけになりました。
両親の農地を受け継ぎ、現在は山吹でブドウとリンゴ、柿の栽培を手がけている橋都さんご夫妻。保さんが定年を迎える以前は、秀子さんが2人の子どもを育てながら農業に励み、保さんも三交代勤務の合間を縫って農作業を手伝うなど忙しい毎日を送っていました。
そんな日々の中でもそれぞれに趣味を持ち、あちこち飛び回ってきた活動派のお二人。その多趣味ぶりには驚かされます。
秀子さんの趣味は「登山」と「旅行」。農作業の繁忙期の合間を縫って、山仲間と北から南まで県内各地の山に登ってきました。また、ミャンマーなどアジア各国を巡る旅に出かけたことも。さらに2017年、64歳の時には単独でツアーに参加し、なんとアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロにも登頂!「本当に楽しかった」とニッコリ笑います。
一方、保さんは料理、ドライブに加え、海釣り、潮干狩りが好きな「海男」。舟釣り、投げ釣り、磯釣りを楽しむなど趣味とはいえ本格派です。
子どもたちも独立し、保さんが退職してからは、二人でゆっくり旅行へ出かける機会も増えたそう。ドイツ、ベネズエラ、宮古島、沖縄、屋久島など、国内外問わず毎年行きたい場所へ出かけます。きっちり計画する旅はもちろん、思い立ったら即出かけてしまうことも。「この間もテレビで見た藤がきれいだったから、往復時間の日帰りで行ったよね」「あれは見事だった」と、写真を見ながら振り返るお二人の笑顔は輝いています。
「私、夢があってね。80歳になってもジーンズと帽子が似合うおばあちゃんでいたい」と秀子さん。また、保さんも「テレビで見た100歳のおじいさんが『ドライブが趣味』と言っていたので、自分もそうなれるのが目標」と話します。お二人がこうして充実した日々を送ることができるのも自分の体にきちんと気を配ってきたからこそ。「何かやりたいと思った時、その瞬間が一番若いんだから、何歳になっても遅すぎることはない。人生は短いんだし、悔いのないよう過ごさなきゃ」と話す保さんの言葉が印象的でした。

■9月と1月に実施予定の集団健康診断(特定健診)は、1時間程度で受けられます。
ー特定健診・ヘルススクリーニングを受けるには?ー
毎年3月頃に次年度の特定健診・ヘルススクリーニングや各種がん検診の申し込みを世帯ごとに取りまとめます。
取りまとめ後の特定健診・ヘルススクリーニングの申し込みや変更は、健康福祉課健康係までご連絡ください。

◇令和5年度ヘルススクリーニング・特定健診のご案内
※詳しくは、本紙に掲載の二次元コードを読み取ってご覧ください。

申し込み・問い合わせ先：健康福祉課健康係
【電話】35-9412