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【特集】熱い夏、来たる~むつ市の祭(2)

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青森県むつ市

・大湊まつり…9月上旬
・大畑ふるさと祭り…8月15日
・脇野沢八幡宮例大祭…8月15日(予定)
※今年度は16日及び17日は実施しない予定です。
・大畑八幡宮例大祭…9月14日~16日
・川内八幡宮例大祭…9月17日・18日(予定)
※運行内容が変更される場合があります。
・川内やまめつかみどり…8月14日(詳細は本誌13ページ)
・おしまこ流し踊り…8月18日

■田名部神社例大祭(田名部まつり)
北前船によって伝えられた京都祇園祭の流れを汲むとされる、下北地方最大規模の祭り。毎年8月18日から20日まで開催され、豪華絢爛な5台の山車(ヤマ)が市内を練り歩きます。最終日20日深夜には、5台の山車が一堂に会し、来年の再会を誓う「五車別れ」でフィナーレを迎えます。
・山車後方に飾られる「送り絵」。その絵、四方に着飾られる「ふぢ」。
毎年変わる豪華絢爛な「送り絵」に合わせて「ふぢ」のメインカラーやデザインが決められます。
・歴代の山車と新盛組のみなさんの集合写真がずらっと飾られています。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた時期の写真も飾られており、ついに今年は通常開催の写真がここに飾られ、その伝統は次の代へと脈々と受け継がれていきます。

■少し深掘り話~後山 香爐峯(こうろほう)
・夜のライトアップされた山車をみなさんイメージされますが、昼の山車も豪華絢爛、京の祇園祭の流れを汲むものと伝えられています。この山車及びそれに付属する装飾なども、江戸後期のころは京都から注文し購入したものだろうといわれています。
・今回、新町新盛組を特集しましたが、他に四町四台の山車があり、それぞれ運行の順番が決まっています。今回の新町新盛組は「後山」、五番目となります。ちなみに先山(一番目)が横迎町豪川組「稲荷山」、二番山が小川町義勇組「猩狌(しょうじょう)山」、三番山が柳町共進組「大黒山」、そして四番山は明盛組「蛭えびす子山」です。
・香爐峯(こうろほう)の見送り幕は「鬼若丸が鯉に乗っている図」と
「紅毛唐人憩図(こうもうとうじんいこいのず)」の2枚があり、「紅毛唐人憩図」は約250年前
に作られ、入り江の奥深い岬の上で 二人の西洋人と子どもを連れた唐人(中国人)が語り合う場が描かれています。1986年市指定文化財に指定、2006年に修復され今も山車を彩っています。
・寛政5年(1793年)に書かれた菅江真澄の「牧の朝露」に当時の田名部まつりの御神輿や山車運行の様子、祭り見物の人々や踊りの様子が詳しく述べられています。
「祭りで踊っている人々を見て、ひとりの老婆が、おどれおどれ、踊りは豊年にするためのあそびなのだから。と話していた」
当時、祭期間中はこの年の最後の盆踊りとあって、田名部神社の境内に盆踊りの大きな輪ができ、夜明けまで踊りつづけたそうで、豊年への願いがこの田名部まつりの熱量の礎となっています。

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