【今月の特集】今別の味を後世に残そう

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東青地域の郷土料理の魅力を幅広い世代や県内外へ情報発信し、作り手である農山漁村女性の技術継承を推進するために、今別町で伝承されている郷土料理の整理と記録の調査が行われました。
大川平加工グループが「わらびのからししょうゆかけ」、「ぜんまいの白和え」、「ぜんまいの油炒め」、「なす漬け」、「若生おにぎり」、「ほやの水物」、「ホタテおこわ」の7品を調理しました。
今回調理した郷土料理について、大学教授と県庁の職員が加工グループからレシピを聴き取り、できるだけ身近な材料と少ない工程で調理できるようにまとめられ、レシピ本として出版される予定です。
作った料理の試食会も行われ、7品のうち特に昆布と焼き干しの出汁とホタテの旨味を活かした「ホタテおこわ」とクルミが入っている「ぜんまいの白和え」が美味しいという声がありました。

■ぜんまいの白和えの作り方
○材料(4人分)
ぜんまい(乾燥)…100g
にんじん…10g
だし…50ml
(A)酒…大さじ1
(A)濃口醤油…大さじ1
木綿豆腐…1/2丁
クルミ…50g
(B)みそ…25g
(B)酢…小さじ1
(B)酒…小さじ1
(B)砂糖…ひとつまみ

○作り方
1.　ぜんまいは戻してから3cmの長さに切り、にんじんは長さ3cmの拍子木切りにする。
2.　鍋に1とだし、材料Aを入れて中火にかけ、汁気がなくなったら火を止め、常温まで冷ます。
3.　豆腐はキッチンペーパーで包んで、水切りをする。
4.　すり鉢でクルミを少し形が残る程度にする。
5.　4に3と材料Bを加え、豆腐が細かくなるまですり、あえごろもを作る。
6.　5に2を加えて和える。