トピックス(2) 種差海岸 三陸復興国立公園指定10周年 残そう、種差海岸の豊かな自然

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本年5月24日に、種差海岸が三陸復興国立公園に指定されて10周年を迎えます。
種差海岸は国立公園に指定される前から、地域の皆さんや市民・団体などのボランティアによって、清掃活動や外来種駆除などの維持管理が行われ、美しい自然景観が保たれてきました。四季折々に変化する種差海岸の美しい景観を満喫しながら、自然環境の保護や適正な利用について考え、市民の宝である種差海岸を未来に引き継いでいきましょう。

◆三陸復興国立公園とは
「三陸復興国立公園」は、東日本大震災により被災した三陸地域の復興に貢献するために創設されました。八戸市蕪島から宮城県石巻市までの三陸海岸地域からなり、南北の延長は約250kmに及びます。

◆絶景の宝庫・種差海岸
蕪島から大久喜までの約12kmに渡り、多彩な景観が広がる種差海岸。荒々しい岩礁地帯、真っ白な砂浜、海浜植物と高山植物が隣り合うお花畑、松原や天然の芝生地など、変化に富んだ風光明媚(ふうこうめいび)な海岸を五感で満喫してみませんか。

(1)蕪島
ウミネコの繁殖地として、営巣の様子を間近で観察できる国内唯一の場所。国の天然記念物に指定されています。
(2)葦毛崎展望台
西洋の古城のような展望台からは太平洋を一望できます。
(3)中須賀
岩礁の入り江に沿った遊歩道があり、季節には海浜植物や高山植物が咲き誇り、花々の競演を楽しむことができます。
(4)大須賀海岸
北東北最大規模の美しい砂浜。歩くとキュッキュッと音がする「鳴砂(なきすな)」は不純物の少ないきれいな砂の証です。
(5)淀の松原
樹齢100年を超えるといわれる松林。木々の間からは美しい海や岩場を望むことができます。
(6)種差天然芝生地
険しい岩礁とのコントラストが美しい芝生の風景は、まるでスコットランドの海岸のよう!
※詳細は本紙をご覧ください。

◇もっと知ろう!種差海岸
種差海岸インフォメーションセンターでは、地域の自然、暮らし、文化を学べる展示や体験プログラムを用意していますので、お気軽にご来館ください。併設している種差海岸休憩所では目の前に広がる芝生地を眺めながら、オリジナルメニューを味わうことができます。

問合せ：
種差海岸インフォメーションセンター【電話】51-8500
種差海岸休憩所(海カフェたねさし)【電話】32-7175

◆美しい自然を次の世代に残すために
多くの人に楽しく利用していただくために、自然を大切にすることを心がけ、次のルールを守ってください。
・ゴミは捨てずに持ち帰りましょう
※不法投棄は犯罪行為です
・動植物は採らないで、自然の中で鑑賞しましょう
・遊歩道から外れずに歩きましょう

◆記念イベント開催
※各イベントの日時や申込方法などの詳細は、決定次第、市のホームページなどで公開します。
10周年を記念して、種差海岸を歩くイベントや種差海岸をテーマにしたシンポジウムを開催します。この機会にご参加いただき、種差海岸の自然の魅力を再発見するとともに、自然環境の保全と利用について一緒に考えてみませんか。

問合せ：観光課
【電話】43-9536