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自治体の皆さまへ

町政ここが聞きたい 議会だより(6)

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青森県大鰐町

■6月定例町議会
◆一般質問
◇三浦道広議員
(1)森山地区の消火水利について

問(1)
現在、森山地区の火災時に使用できる消火水利は防火水槽が三箇所である。
河川からの取水が水利要図では、六羽川となっている。
防火水槽への取水は夏季には水田に引き込む水路が二カ所、もう一カ所は雨水等による自然取水と聞いた。これでは、水田への取水時期の五~九月までしか防火水槽への取水ができない状況であり、河川からの取水も同様である。
防火水槽への取水のために流雪溝が有効で地域の克雪対策にもなると思うが流雪溝の計画があるか伺いたい。
また、河川からの取水も、平川からの取水を関係機関と協議していただきたい。その際に消防車が取水できる場所の設置の検討を併せてお願いしたい。

答(1)(町長)
森山地区の消防水利は、議員御指摘のとおり、防火水槽が三箇所あり、五月から九月までの期間は、三ツ目内川から取水した農業用水と雨水等を水源として、貯水する構造となっている。
また、消防ポンプ自動車により平川沿いの低い護岸から水を汲み上げ、ポンプ車で中継しながら消防作業を行う方法のほか、弘前地区消防事務組合のタンク車を利用する方法もある。
しかしながら、冬期間においては、平川からの直接取水及び防火水槽への水源について、冬の天候が影響し、消防用水としての確保が難しい地域でもある。
なお、消防ポンプ自動車が平川から取水する設置場所については、河川管理者である青森県との協議が必要になる。
また、議員御指摘の融雪溝整備は、今年度から苦木地区へ事業着手し、1地区4年程度で完成を目指している。今後の計画としては、唐牛及び森山地区を予定しているが、いずれも水源確保が課題である。
今後も、消防・融雪などの多面的機能を発揮する「地域用水」の確保に努め、計画している地区の費用対効果を総合的に判断しながら進めていくので、御理解をお願いしたい。

◇前田一裕議員
(1)大鰐町のラスパイレス指数について
(2)町民農園問題に係る裁判の判決確定について

問(1)
ラスパイレス指数について喫緊の状況と改善予定があるのか伺う。

答(1)(町長)
令和四年のラスパイレス指数は九〇・二で、令和三年から〇・九ポイント低下しており、主な要因は、人事異動等による職員構成の変動によるもの。
給与改善についてですが、令和四年度において、「初任給、昇格、昇給等の基準」の一部を改正し、行政職五級職員の昇給抑制を撤廃するとともに、青森県職員に準じ、初任給を引き上げた。
この改正により、ラスパイレス指数は改善される見込みであり、今後も引き続き県や近隣市町村の動向を注視しながら、改善に努めていく。

問(2)
町民農園問題に係る裁判の判決確定に伴い町の責任は、どのように処するのか伺う。

答(2)(町長)
町民農園問題については、今年二月十日、判決が確定したことに伴い、町は司法判断に基づいて適正な支出負担をしたところである。
事案の発覚から判決に至るまでの「経過及び結果の概要」について、四月六日付けの回覧による毎戸配布により、町が負担する損害賠償金、裁判費用、遅延損害金の発生、さらに町長である私の政治責任に対する負担分も記載し、全町民に情報提供し周知したところである。
町として、事案に関する支出負担については、故意又は重大な過失と判断しないため、町の責任については、全町民に対する情報提供において説明責任を果たしているものと認識している。

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