平川市には魅力が沢山ありますよね。猿賀神社や志賀坊森林公園などの有名なスポットはもちろんですが、私たちが広報を作成するにあたって日々取材をしていると、今まで知らなかった様々な発見があるのです!
今回は、市民の皆さんにも意外と知られていないような文化やスポット、普段は見ることのできない風景などをご紹介したいと思います!
気になるものがあったらぜひチェックしてくださいね。
■地元に根付く「墓踊り」
お盆時期に広船地区で見つけた「墓踊り」の張り紙。あまり見かけない言葉だったので「墓踊り」について調べてみると、津軽地方の民俗芸能「獅子踊(ししおどり)」の一種で、江戸時代にお盆時期の祖霊崇拝を目的に始まったとされています。平川市広船地区の獅子踊は、「オカシ」と呼ばれる翁の面をした先導役と、3頭の獅子役、笛・太鼓・手平鉦(ひらてがね)を持つ数人のはやし方で行われ、お盆の時期に行われるものを「墓踊り」と呼びます。
広船地区の墓踊りに実際に行ってみると、墓の敷地内に設けられた祭壇の前で先導役と獅子役が焼香をして踊り、各墓を一つ一つまわって線香をあげて手を合わせているではありませんか!全国的にも珍しい文化のようです。
■夜も一息「喫茶カラオケ糸」
「喫茶カラオケ糸」は、昼も夜も楽しめる喫茶店です。昼のランチタイムに常連さんを中心に盛り上がるのはなんとカラオケ!歌好きな人たちが来店し、誰かが歌い始めることでその流れが続きます。そして夜は22時まで営業しているので、お酒を飲んだ後にしっとりとコーヒーを頂くという楽しみ方もできます!カップにたっぷりと注がれたコーヒーは、苦味が少なく飲みやすいですよ。軽食もあり、ママが幼いころに食べた思い出の味の「はちみつチーズホットサンド」などがおすすめです。
▽喫茶カラオケ糸
本町平野24-1第一平野ビル2F
11:30~22:00
※定休日は月曜日と第1日曜日
【電話】090-5357-1177
■津軽バイオマスエナジーの「蒸気タービン」
(株)津軽バイオマスエナジーでは、木質バイオマス発電によりエネルギーの地産地消に取り組んでいます。木質バイオマス発電とは、森林から発生する間伐材やりんごの剪定枝をチップに加工したものを原料とし、燃焼した熱で水から得た高温高圧の蒸気の力でタービンを回して電気を作ることをいいます。この時に使う「蒸気タービン」が、とても大きくて迫力満点!このタービンは、ボイラーで発生した蒸気を回転動力に変換するための装置で、1分間に7,800回転するとか。一般公開はしていないのですが、市内の企業でこれほど大きなタービンが使われていたとは、驚きでした。
■古懸山不動院國上寺に「棟方志功の油絵」
古懸山不動院國上寺に棟方志功の作品があると聞きつけ、行ってきました。本堂に足を踏み入れると、さっそく不動尊が描かれた油絵を発見!
國上寺の方によると、「どんな経緯で書かれたのかわからない。油絵はここにある不動尊3体のうちのいずれかを描いたものと思われるが、色や体勢などがどれにも当てはまらないように思える」とのことで、確かなことはわからないそう。
その隣には油絵が棟方の作品であることを証明する書もあり、これだけは先代住職の方が目の前で棟方が書くのを見たと言っていたそうです。謎が多いですが、偉大なる棟方志功の絵画が市内にあるとは嬉しい発見でした!
■平川で復活!「そばもやし」
「そばもやし」は古くから津軽地方で栽培されてきましたが、そばの実の殻を調理の際に取り除くのに手間がかかることから、栽培する農家がほとんどいなくなっていました。そこで平川市の企業「あすなろ理研」がそばの実の殻を除去してから発芽させる手法を独自に開発し、現在も旧小国小中学校の校舎を活用して栽培しています。
このもやしは、水洗いするだけで生で食べることができるのです!シャキシャキとしたほどよい歯ごたえのある食感と、ほのかな酸味が楽しめますよ。
市内では、アグリアスともてなしロマン館で購入できます。また、ホテルアップルランドでも食べることができますよ。
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