明けましておめでとうございます。
皆さまには、健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
昨年を振り返りますと、記録的な猛暑により、当市の基幹産業である農業においても影響が見られました。
また、私たちの生活を直撃している物価の高騰は、依然として改善が見られない状況です。このことから、本市では、子育て世帯や低所得者世帯に対する支援のほか、全市民、全事業者向けの支援策として水道基本料金の減免等の事業を行っており、基幹産業である農業に対しては、薬剤・光熱動力費の助成により、農業者の営農意欲向上を図る取組を進めています。
一方、世界的に猛威を振るった新型コロナウイルス感染症に目を向けると、2類相当から5類へ移行となったことにより、日を追うごとに人流や物流が飛躍的に増加し、市内各所でにぎわいが見られた年でありました。
本年は、令和2年度から着工した「新本庁舎建設工事」が、いよいよ完了となります。市民が集う広場等が整備され、新たなにぎわいが生まれることを期待しております。
産業分野においては、全国と比較しても優位性のある農業を軸に、食や観光分野を組み合わせた地域経済の発展を図ることとしております。本年は、「産業振興に係る基本構想」をもとに具体的計画を策定し、持続可能なまちづくりを加速してまいりたいと考えております。
我が国が本格的な人口減少社会に突入している中、本市では、高校生までの医療費無償化など子育て支援策の充実により、子育て世帯の社会動態がここ数年ではプラスとなっております。また、地域住民が互いに助け合うコミュニティ活動の推進にも注力しており、引き続き、将来にわたり住み続けたいと思えるまちづくりに取り組んでまいります。
今後も、平川市の発展のため、全力で市政運営に取り組んでまいりますので、皆様の一層のご理解とご協力をお願いいたします。
結びに、本年が穏やかで幸多い一年となりますよう、心から祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
令和6年1月平川市長 長尾忠行
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