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【連載】共同経営・統合新病院整備に向けて(第1回)

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青森県青森市

県と共同で進めている「青森県と青森市による共同経営・統合新病院整備」について、今回から3回に分けてご紹介します。
今回は、「県立中央病院と青森市民病院のあり方に関する基本方針」の内容についてご紹介します。

■県立中央病院と青森市民病院のあり方に関する基本方針
県立中央病院と青森市民病院のあり方検討協議会からの提言を踏まえ、人口減少や医療従事者不足、さらには新興感染症対策など地域医療を取り巻く課題や多様な医療ニーズなどに対応し、持続可能な、そして、強い医療提供体制を構築していくためには、両病院の機能・資源を集約・充実していくことが重要と考え、令和4年2月、両病院のあり方に関する基本方針として、「青森県と青森市の共同経営による統合病院を新築整備する」ことを表明しました。
※県立中央病院と青森市民病院のあり方検討協議会からの提言について詳しくは、市民病院ホームページをご覧ください。

■青森県、青森地域保健医療圏における医療の現状と課題
・青森県の医療従事者数は、医師、薬剤師、歯科医師など多くの職種で全国平均を下回っています。
・青森地域保健医療圏における入院患者数は2025年をピークに減少に転じる見込みです。

▽青森県における医療従事者数(人口10万対)〈全国比較〉

厚生労働省「平成30年医師・歯科医師・薬剤師統計」、「平成30年度衛生行政報告例」、「平成29年度病院施設調査」を基に作成

▽青森地域保健医療圏における入院・外来患者推計

青森県「青森県地域医療構想」を基に作成

■県立中央病院と青森市民病院の現状と課題
▽県立中央病院
・医療従事者不足により、地域医療支援の活動が充足していない。
・施設の老朽化・狭隘(きょうあい)化、最新技術などへの対応が困難。

▽青森市民病院
・医療従事者不足により、一部診療科が休診・1病棟を休棟している。
・施設の老朽化・狭隘化、最新技術などへの対応が困難。

県立中央病院と青森市民病院のあり方検討協議会資料を基に作成

■みなさんの『気になる』にお答えします
Q:統合新病院のコンセプトを教えてください。
A:統合新病院には、青森市民病院が担う「青森地域保健医療圏における中核病院」としての役割、県立中央病院が担う「県全域を対象とした高度、専門、政策医療の拠点病院」としての役割が継承されることとなります。
市としては、統合新病院が青森市民病院の役割を継承しつつ、青森市民はもちろん青森地域保健医療圏に住む方々に対して、将来にわたり安定的かつ質の高い医療を提供できるものと考えています。

Q:構想・計画に私たちの声は反映されますか。
A:市民の皆さんからご意見をいただくことは重要であると考えています。
構想・計画の策定過程においては、県と連携してパブリックコメント制度を活用するなど丁寧に進めます。

次回は10月15日号に掲載!

問合せ:市民病院事務局 病院整備準備室
【電話】017-753-0240

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