麻しん(はしか)の感染が、海外渡航歴のあるかたやその接触者に確認され、厚生労働省が注意を呼び掛けています。
原因となる麻しんウイルスは、感染力が非常に強いと言われています。空気感染のほか、飛沫や接触を通して、感染が伝播します。これまで罹患したことがないかた、ワクチンを2回接種していないかたなど、免疫のないかたには、ほぼ100%感染します。そのため、麻しんワクチンが有効な予防法です。
麻しんの症状は、発熱・咳・鼻水・目の充血・目やにから始まり、解熱し、再度、39℃以上の高熱・発疹が出現し数日続きます。重症化すると脳炎や肺炎も引き起こすことがあり、生命に影響を及ぼすこともあります。
人の移動の活発な時期、旅行をする際は、体調の変化に留意しましょう。また、麻しんの罹患歴や接種歴が明らかでない場合は予防接種を検討しましょう。
問合せ:感染症対策課
【電話】017-765-5282
<この記事についてアンケートにご協力ください。>