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自治体の皆さまへ

知ってほしい! 下水道事業の今とこれから

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水道事業に比べ少し身近に感じにくい下水道。実は日常生活の「縁の下の力持ち」であることをご存じですか?水の都と呼ばれる三島の川がきれいなのは下水道も関係しています。
そんな私たちの生活環境を支える下水道事業の取り組みについてご紹介します。

■水の都・三島とのつながり
三島の下水道は、人が生活するうえで使った水(風呂やトイレなど)を浄化センターなどに集めて、きれいな水に処理してから狩野川に流しています。

○しかし
下水道が整備される数十年前までは、社会・経済情勢の急激な変化により、生活雑排水(汚水)が市内の多くの河川に流され、川が汚染されていました。

数十年前の源兵衛川
川の汚染によって生活環境も悪化

水の都・三島
悪化した水辺環境、生活環境を改善するために下水道が整備され、汚水は浄化センターに集められ、そこで処理されることになり、市内を流れる河川は、きれいな水が流れるようになりました。
・浄化センターの供用開始
・下水道区域の拡大

■下水道事業、何をしている?
●下水道の整備と普及活動
市民の生活環境の向上や河川水質保全に向けて整備・普及活動を進めています。下水道事業に着手した昭和39年から、下水道区域を広げ、令和3年度汚水処理人口普及率(※)は93.6%で県内1位(政令市を除く)と、全国平均を上回る結果となっています。
※汚水処理人口普及率…市内総人口に対する下水道や合併処理浄化槽などの汚水処理施設を利用できる人口の割合

○汚水はここで処理しています「浄化センター」
三島市の汚水は、長伏にある浄化センターと沼津市にある狩野川西部浄化センターで処理しています。

●広報活動にも力を入れています
○デザインマンホール
絵本作家の宮西達也さん、えがしらみちこさんが書き下ろしたイラストを計4基制作
上記2基は、大通り商店街「TATSU’S GALLERY」、「えほんやさん」の前に1基ずつ設置しています
※他2基の展示場所は市HP

○下水汚泥を肥料として活用
汚水処理過程で発生した汚泥から造られた肥料を
・山中城に散布
・市内全小中学校に無償配布

○浄化センターでアートイベント
浄化センター内の道路に、多くの子どもたちとアーティストが絵を描くイベントを実施
テーマは「水のたび」!
浄化センターで見てみよう!

デザインマンホール設置・展示場所、そのほか詳しい取組みはこちら(市HP)
※QRコードは本紙4ページをご覧ください

■〈今〉経営の健全化
市の下水道事業は、下水道を使っている市民の皆さんから下水道使用料を徴収し、その収入をもとに下水道の整備・維持管理を行う公営企業です。
平成17年度の使用料改定以降、検針および料金業務の民間委託、職員の削減などの経費削減に努め、18年間に渡って安価な下水道使用料を維持してきました。
しかし、今後は少子高齢社会の進行や人口減少などにより、使用料収入の減少が見込まれるほか、浄化センターなどの老朽化に伴う修繕工事が必要となるなど、下水道事業を取り巻く環境はさらに厳しくなることが予想されます。

■〈これから〉下水道使用料の改定について準備を進めています
「三島市水道事業及び下水道事業審議会」は、市の上下水道事業の健全な経営・管理を図るために設置された外部の委員などから構成される審議会です。
6月29日(木)、三島市長から審議会に諮問を行いましたので、今後6月から10月にかけて、この審議会において下水道使用料の改定をはじめ、安定的な事業継続に向けた審議が行われます。

問合せ:下水道課
【電話】983・2661

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